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2018年06月15日

学校が変われば地域が変わる。そして社会が変わっていく 「みんなの学校」③ ~子供主体の考え方

昨年観たドキュメンタリー映画みんなの学校からの記事です。
※前回までの記事は
地域で子供たちを支える
子供たちが創る子供たちの集団
です。是非御覧ください。

さて「みんなの学校」とは、2006年に開校した大阪市住吉区に実在する大阪市立大空小学校のこと。
初代校長の木村素子先生が「全ての子供に学習環境を保障する学校をつくる」という理念のもと、校則やマニュアルは作らず、「自分がされて嫌なことはしない、言わない」を子供も職員もみんなが守るたった一つの約束として運営スタートしました。
今回は、映画後の講演会で木村元校長先生が話してくれた話のつづき。

大空小学校には、他の学校で受け入れてもらえなかった発達障害を持つ子もいます。彼らを仲間として受け入れることは、子供たちにとっては相手を理解し理解されることの重要性を実感として身に付け、子供の成長や学習意欲(出来ない子にどう教えるか)にもつながり、そのことが、大人にとっても殻を破ることにもつながるそうです。校長先生も「自分自身どう対応していいか分からんかったら、素直に子供に聞く」ことにしているそう。さらに

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「学校の勉強は、子供たちが10年先、今より大きく変わっている社会に出るときに全く役に立たない。学校というパブリックな空間ではそんな知識より、多様な人間関係の中でみんなの力を合わせるために自分がどう動けばいいか?を探索する力を身に付けること、を重視している。」(木村元校長先生)

そんな学校ですが、普通の学校と同じく優秀な児童も勿論います。ある女の子は医者を目指して学習塾にも通っています。そんな女の子に対して、木村校長は「あの子にはできるだけ宿題を出さないように!」と各先生と確認し合います。何?このエコヒイキ?

実は、彼女は学習塾に通っており、そこで宿題をたくさん出されていることを知っているからです。
これで学校から他の子と同じように宿題を出してしまうと、彼女の放課後は宿題をこなすだけの時間となってしまう。宿題が学習内容の復習や予習という目的なら、もう十分その課題をこなしていると校長は判断したのです。

「放課後に自分が医者になるための勉強をするのはOK。その代わり学校という社会空間に来たら、自分の為だけの勉強ではダメ。みんなで課題を突破することを考えて欲しい。そのために学校は宿題を減らすことで協力する」

という考え。学校の立場で子供を平等に捉えるのではなく、子供の取り巻く環境を同じように整えることを考えている。学校は子供の生活の一部でしかなく、子供を捉えるために、家庭含めて総合的な視点を持っている。その視野はもはや学校の枠を超えています。

評価も同じく子供主体の考え方。
学校が生徒に与える評価には、学校が設定した100満点のような絶対評価と、偏差値のような相対評価がありますが、木村校長先生は、個人に時間軸を取り入れた評価の考え。昨日よりよく出来たら褒める・評価する、それが「明日も頑張る」につながるという考えなのです
実際、「こうあるべき」という絶対的な姿に当てはめて、ダメ出ししたり、出来ている子と比較してダメ出しするのは、その断面を切り取ればできるので、比較的簡単。時間軸で出来た部分をしっかり評価することができるのは、その子の成長を時間をかけてしっかり見ているから。

子供の主体性は勝手に育つものではなく、周囲の大人が子供主体で環境を整えることが重要。それが、人が育ち、強い集団になっていくための条件だと考えます。

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