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2021年10月08日

【実現塾】哺乳類の集団構造①~哺乳類の集団は母子から始まった

前回、全ての既存の集団が結集軸を失い崩壊過程にあり、全ての人間関係が無意味化しているという驚きの構造が明らかになりました。(リンク)(リンク
そこで、今回の【実現塾】は、人類の集団の原点ともいえる哺乳類の集団構造とその成立過程に同化し、集団再生の実現基盤を探ってゆきます♪

■哺乳類は地中に隠れ住み、外敵から逃げ回る弱者
現在の哺乳類は私たち人類の祖先も含めて、モグラから出発し、げっ歯類/雑食/草食/肉食動物等に枝分かれ進化したと言われています(人類はモグラが樹上に適応した木登りモグラの末裔)。
そして、今でも、全哺乳類のなんと3/4は食虫類(モグラ)・げっ歯類(ネズミ・リス)・コウモリ類etc.の小さく外敵から逃げ隠れする弱い生き物なんです。(下図の左側二つに相当)
哺乳類の集団形体は、そのような弱者が外敵や自然の圧力に適応し、種として調和すべく形成されてきたものなのです。

それでは、ここから具体的に哺乳類の集団を注視し、その成立原理を見つけてゆきましょう♪

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■哺乳類の集団構造(繁殖期)
以下の図は、哺乳類の繁殖期の集団形態です。繁殖期以外のオスとメスは、別世界で関わり合う事なく生きています

また、これらは図の左から右へと進化した訳ではありません。種が違っても集団形態が同じ事や、同じ種でも集団形態が違う事もあります。あくまで、図の集団形態は基本系であり、哺乳類の集団形式は外圧によって柔軟に変化するものなのです。

①オス・メスそれぞれ単体で生きるモグラやジリスたち
・繁殖期以外の時期は、彼らはオスメスそれぞれが単独でなわばりを持ちます。
・メスが発情期になると、オスたちは行動圏を約3倍の大きさに広げ、メスの縄張りを包摂してゆきます。縄張りが接触したオス同士は激しく戦い、敗れた2/3のオスはなわばりを失って(=追い出されて)死んでしまいます。この性闘争によってオスは1~3年で別のオス(たち)と入れ替わりますが、これは全哺乳類を貫く共通構造です。
・性闘争の勝者はメスとの交尾を終えるとメスの元から立ち去ります。一方、妊娠したメスはそれぞれ自分の縄張りで出産→子育てを行います。この母子集団が哺乳類の集団の起点(生殖集団)なのです。
・子供は成長すると、オスもメスも母の縄張りから出てゆき、自力で縄張りを確保して単体で生きてゆきます。

Q:現在のモグラ・ジリスも含め、原初の哺乳類はどうして【単体】で生きているの?
原初の哺乳類は、弱者故に外敵のいない土中に隠れ住むだけでなく、胎生で授乳→子育ても行います。従って、卵生の生物に比べて、子供が成体になる確率が遥かに上昇し、淘汰圧力が著しく低下しました。それでは種としての適応力が下がるため、哺乳類は同類との個間闘争⇒性闘争や縄張り闘争を強化することで成体を淘汰しているのです。
つまり、哺乳類は淘汰適応の必要上、オス同士・メス同士の闘いを極めた結果、成体同士で集団を作れない種になってしまったのです。

では、この集団を作れない哺乳類はどのように集団化していったのか?→次記事に続きます♪

 

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