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2021年11月17日

10/16【実現塾】哺乳類の知能進化(2)~③性闘争が同類認識を発達させた

前回の記事で哺乳類の知能進化は外敵把握同類把握という状況判断の多層化から、どうする?の追求が多様になったことで促進されていったことが明らかになりました。
また、その同類把握能力は、哺乳類が発達させた親和機能をブースターとすることで知能進化につながっていきました。
では、もう一つの特徴的な機能である性闘争の場面では、どういった違いがあるのかを探っていきます。

◆外敵闘争と性闘争は何が違う?

外敵闘争
常に食うか食われるかの関係
→考える間もなく、【逃げる】一択。【かかわらない】が大原則。
⇒どこにいるかとういう外敵把握が最大の問題。行動としては単純

性闘争(同類闘争)
勝つか負けるかの関係
→体格差もなく僅差の闘い。どこからどう来るのかわからない。
⇒威嚇や間合いを図るといった頭脳戦になる。同類把握能力が不可欠。

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◆なぜ頭脳戦に?

オスの性闘争にはまずお互いに戦意がないと闘わない
→血みどろ、殺すまで闘うことはほとんどない。降参を示せばそこで終わり。
弱っているところに外敵に襲われては、種として絶滅。肉弾戦を避けるようになった。

★充足回路⇒危険回路が発達⇒闘争能力を上げる
スキンシップ×→不安回路が作動。この回路が作動すると同類をも捨象する。⇒使い物にならない
安心状態で同類注視ができないと、機器の時に同類注視・同類把握の能力が発揮されない。

→危機回路は「遊び」の中で形成
→遊びの中では仲間同士だからこそかなわない相手にも向かって行く。どれだけ無謀な戦いを挑めるか。

子育てのための同類把握→庇護意識からの味方注視(充足回路発)
性闘争のための同類把握→警戒心からの同類注視(危機回路発)

◆知能発達した哺乳類の性闘争

改めて整理すると、哺乳類の性闘争は、
①敵の出方を読む、作戦勝負、間合い勝負になってくる
②過剰な肉弾戦を避ける傾向に変わる

外敵闘争に支障をきたす致命傷を負う=滅亡

というシナリオを避けるためである。

★性闘争⇒同類認識が脳を発達させた!
サルの共認機能も、同類認識の精緻化を土台にしている

今回の実現塾では、皮膚と脳は共進化するといったところから、その関係性、哺乳類の特徴的な進化から追求をしていきました。
2回にわたって【哺乳類の知能進化】について追求を深めてきましたが、次回の実現塾は、より人類に近づいていき、サル社会はどのような構造になっていたのかを原モグラ→原猿になっていく進化の過程から追求していきます。

 

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