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2022年01月21日

【言葉の成り立ち】インディアンたちの言葉や大和言葉にみる精霊信仰の世界観②

人類の観念機能(=言葉)は、自然、万物の背後に「精霊を見た」事が始まり。
現在、【観念機能を正常に作動させるには?】シリーズでは、精霊信仰が息づくインディアン(米の原住民)や、日本古来の大和言葉に同化しながら、「精霊」とはどういう感覚なのか?を追求しています。

画像はこちらからお借りしました

前回は、精霊信仰は「生かされている」「支えられている」等、万物に対する感謝に溢れているということが見えてきました。
では、その感謝はどこから湧いてくるのか?更に同化を深めてゆきましょう♪

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精霊信仰の言葉~全ては一体の感覚~

大和言葉「お互い様」
感謝やお詫びの言葉に対して、「お互い様です」と返すこの言葉、もともとは「たがいちがいに」というような使われ方だったそう。
この「お互い様」は、その行為そのものをしてあげることもしてもらうこともあるというのはもちろん、「あなたと同じ状況に私もなることもあるでしょう」というような、同じ立場や境遇を含んだものであり、さらにいうと、「あなたのことだろうが、私のことだろうが、同じことですから」というよう意味も含まれているようです。

インディアン~ウマティッカ族の格言リンク
どんなことも7代先のことまで考えて決めなければならない。

インディアン~ナバァホ族の言葉 リンク
俺は大地の果てまで出かけてみた。
俺は水の涸れ果てるところまで出かけてみた。
俺は空がおしまいになるところまで出かけてみた。
俺は山のつきるところまで出かけてみた。
そして、俺は自分の友でないものなど、ひとつも見かけなかった。

これらの言葉から特に伝わってくるは、「他が身と我が身は一体」という感覚。
それも対象は仲間内や人類間だけでなく、既に死んだ者も、今を生きる者も、これから生まれる者たちも、大地も空も含めてすべての存在が繋がり、調和している。そんな壮大な一体感なんじゃないかと思われます。

翻って現代は、自立や個人や自分等、自と他を分ける観念・概念がまん延し、すぐに目先の利益や自分の都合に囚われて、感謝どころか文句や要求ばかりが湧いてくることも…
これでは、万物の果てしない繋がりや調和を壊してしまうのも必至。
既に環境破壊や肉体破壊は人類を滅亡待ったなしの状況に追い込んでいます。

しかも、現実を具に注視してみても、この地球上に人類も含めて自立して生存している生物など、どこにも存在しません。全ての生物は自然や社会や集団に依存して生きています。
精霊信仰というとファンタジーな印象がありますが、むしろどこまでもその繋がりを捉えようとした超リアリスト!実は、万物の繋がりを無視した「自立」などの観念の方がむしろ非現実のファンタジーなんですね。

精霊信仰にみられる「万物への感謝」も、互いに繋がって生きている現実を注視する中で得られた「万物との一体感」から生じているのでしょう。

しかし、万物がなんか繋がっているっていうのはなんとなくわかるけど…何が繋がっているのでしょう?
次回は、その万物の一体感の本質はどこにあるのか?について迫っていきましょう♪

 

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