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2022年04月20日

【実現塾】1/29~オランウータンの進化① 生殖・性 ~オランウータンは性充足からエネルギーを与えあう

前回の記事では、テナガザル系の発情方式が「年中発情」になったことを取り上げ、なぜそのようになっていったかを追求していきました。
その中でもオランウータンが年中発情のほかに、排卵期以外にも交尾する(発情期をなくす)といった進化をしています。今回は、テナガザル系の中でも際立って性収束の強まっているオランウータンにフォーカスして追求していきます。


(画像はコチラからお借りしました)

オランウータンの性は「繁殖を超えた性」に発達
チンパンジーやゴリラは、排卵時にのみ交尾する「繁殖のための性
→一方でオランウータンは排卵に関係なく交尾を行なう。またその時間は40分を超えることもある。
※チンパンジーの交尾は15秒程度

⇒繁殖のために行なう交尾ではない、“充足”のために行なっていると考えられる
⇒オランウータンの性は「繁殖を超えた性」に発達している

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「飢えの圧力」がかかる中で、なぜ40分も交尾をするのか?
☆そもそも「性=エネルギーを使う」ということが固定観念である
飢えの圧力を突破するためにむしろ、「性充足からエネルギーを与えあっている」と考えられる

◇オランウータンは、授乳期間の延長+飢えの圧力に耐えるために動きがゆったり
⇒母子密着期間が長くなっていることから、【一体充足回路】が強化される

◇オスは性闘争と種間闘争、メスは縄張りの確保
オス・メスは全く違う生き物
⇒共認回路で同一視できるのはごく一部

しかし、「飢えの圧力」はオスメス関係なく働く
⇒同じ状況に陥るため、”完全に”同一視ができ、深い一体充足につながった

☆この〝一体充足〟〝完全同一視〟〝性〟が結びつき、大きなエネルギーが得られたと考えられる
☆オランウータンは、テナガザル系が獲得した性を「種の適応戦略」に加え、性を「活力源」とした。これが人類に繋がっていったと考えられる。

★★さらなる追求ポイント★★

「エネルギーは、食べ物から得るもの」は本当か?

エネルギーは植物からしか得られないというのも、事実に反している。
例えば、成人の栄養摂取量は約2500kcalである。もし外気が6℃であるならば体温36℃を保つためには約6万kcalのエネルギーが必要となり、まかなえない
⇒植物は太陽光や窒素固定などにより栄養を生み出しているが動物は?

☆生体エネルギーとは何かはもっと追求が必要

今回の実現塾は、テナガザル系~オランウータンの性・生殖について追求していきました。追求していくと、エネルギーをどうやって得ているのか?人類の体の構造は?など様々な追求に発展していきました。

次回の実現塾は、著しく発達させてきた知能について追求していきたいと思います。

 

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