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2023年01月01日

先端企業の戦略(1)~・「企業」という集団の未来・~

あけましておめでとうございます。
旧年中は本ブログを応援頂きありがとうございます。
2023年が皆さまにとって明るく希望に溢れる1年となりますように。
本年も引き続きどうぞよろしくお願いいたします!

大洗海岸

写真はこちらよりお借りしました。

生き続く企業とは? ~プロローグ~』では、200~1000年続く企業についての追求がスタートしていますが、会社の存続率は、設立して3年65%10年6.3%20年0.39%30年経つと0.025%と言われており、創業からわずか10年の間に9割近くの会社が廃業するのです。

創業から30年も経つと、99%を超える会社が存続できていないことを考えると、200~1000年間に亘って社会が求めるものを提供し続けるという凄さが伝わってきます。

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◆企業を取り巻く社会情勢=外圧
旧年はエネルギー、食料に端を発する物価高、ロシアとウクライナの戦争による世界秩序の不安定、収まりつつあるといえ完全に抜け出したとはいないコロナ感染—。これらがあいまって、世界経済の見通しは明るくない。国内に目を移しても、90年代から始まった「失われた30年」からいまだ脱却できておらず、さらに「40年」へと延びる可能性さえあります。そんな中、日本は人口減少に転じている状況です。

資源もなく食料自給率も低い日本は人々の活力だけが頼りになりますが、それも高いとは言い難い状況です。むしろ、インドや成長著しい発展途上国と比べれば、まったくもって低い状況で、高まる気配も見えてきません。

◆日本企業の特徴
前述の通り、企業の平均寿命は一般的に30年と言われている中で、創業から100年以上も続けるのは簡単なことではありません。しかし、日本は長寿企業大国と言われているほど、創業100年超えの企業が世界に比べて圧倒的に多い国なのです。
日経BPコンサルティング・周年事業ラボの調査(2020年3月発表)によると、世界の創業100年以上の企業が総計8万66社の中、日本の企業は41.3%の3万3076社と世界で最も多い結果になっており、世界でも有数の長寿企業を誇ています。

図1 創業100年以上の企業数と比率

創業100年以上の企業数と比率

そして、長く続いている日本企業に共通する特徴は以下のようになっているようです。
・不易と流行を合わせ持っている
・独自の使命が明確に言語化されている
・業界の常識にとらわれない発想を持つ
・社員を大切にしている
・世の中・地域への貢献を実践している
・リスクに備えている
・成長意欲が高く、学び続けている

◆若い先端企業の可能性
我々のチームでは、歴史ある企業ではなく100年未満の戦後前後に創業や創立され、現在に亘って活躍を続ける先端企業に焦点を当てて追求してみたいと思います。

このような逆境ともいうべき社会情勢の中で先端企業という集団はどう生き残りをかけていくのか。進むべき未来はどこにあるのか。
変化の嵐の中で強くしなやかに活動する企業を分析、追求したいと思います。

 

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