2010年06月11日
構造認識はこう使う!シリーズ~6.会議を成功させるための4STEP☆~
こんにちは!みかです
大人気の『構造認識はこう使う!シリーズ』
過去5回ではこんなことを扱ってきました
プロローグ
このシリーズを読むことで得られる効用とは…~
仕事とは何か、課題で成果を上げるには? ~若手社員・仕事の成果をあげたい人向け~
1.仕事のヤル気はどこから出てくるのか
2.主体性とはなにか?
3.成果が出せるスケジュールの組み方を教えます!
試験勉強の取り組み方 ~学生・資格試験をがんばっている方向け~
4.社会に出ても役に立つ試験勉強とは?~
組織全体の活力を上げるには?
5.職場の空気を変えるには?
以上がこれまでに扱ってきたテーマです
個人レベルから始まって、前回はついに組織全体 をどうする?というところまで視野が広がってきました 😛
そして今回も引き続き『組織全体の活力を上げるには?』第2段
「会議を成功させるには?」についてお答えしちゃいます 😉
いつも応援ありがとうございます
【1】時代は序列社会から共認社会へ
方針も出ず延々と長引く会議
論点がどんどんズレていく会議
形だけで中身のない会議
皆で集まっているだけの会議
説教だけの会議・・・・
最近、企業ではこんな会議が増えてきているようです。
リンク
↑こんな会議?(笑)
こんな会議だったら楽しくなさそうだし、活力も湧かないですよね 🙁
実は、会議で活力が出なくなってしまった原因はこの数十年で社会が大きく変わってしまったからなんです 😀
現在全ての企業は、序列社会から共認社会への大転換の渦中に存在しており、どの部門でも課題の未明度が数段階、高くなっている。従って、臨戦会合では答えを出すことのできない未明課題を扱う為の会議が、どんどん増えてきた。従って、現在の(臨戦会合を除く)会議は、未明度の高い課題を突破する為にあると云って良いだろう。
ところが、未明課題となると、何日までに答えを出せるという確信を持てないので、たいてい期限は在って無いようなものになり、臨戦性(切迫感や緊迫感)が大幅に後退してしまう。
もっと問題なのは、未明課題になればなるほど、成員の課題意識が低くなり、殆ど発言が出てこなくなるという事実である。これは、会議の生命とも大前提とも云うべき、末端までの課題共認が(極めて低いレベルでしか)成立していないということであり、会議としては致命的である。
課題共認(闘争共認)が充分に成立していない会議の場は、親和共認に支配される。闘争共認機能が形成された真猿以前の、原猿状態に後退すると云った方が良いかも知れない。
そして、親和空間では、仲間意識に基づく『排除のタブー』が強く働く。その結果、一人でも後ろ向きで重い成員が居ると、場全体が重くなり、場を活性化させることが困難になる。あるいは、最も課題意識の低い成員に合わせてゆくことになり、当初の課題(テーマ)がどんどん下方に劣化収束してゆく。こうなると、雑談と変わらなくなる。(注:但し、闘争共認は親和共認という土台の上に形成されるので、緊迫度の高い会議でも、時折、雑談的or親和的な間があった方が、全体として活性化する。)
もっとも、そんな状態にまで成るのは、無圧力に近い一部の共同体ぐらいのもので、一般には、会議に向けて全社からの強い課題圧力が働いており、雑談だけで終る訳にはいかない。ところが、未明課題なので、下はもちろん、指揮官さえも答えを出せないことが多い。しかし、未明課題を突破するべく、会議という場だけは与えられている。こうなると、上も下も必然的に会議にもたれかかりorぶら下がってゆくことになる。
あるいは、そもそも課題圧力は加えられていても課題共認が充分成立していないので、答えを出せない指揮官が何を云っても、笛吹けど踊らずで、結局、ただの説教会議にズリ落ち、ひたすら退屈で重苦しい場に成り果ててしまう。(『対面会議の欠陥』より)
今回も図解にしてみました
図解にもあるように、時代は貧困が消滅し序列社会から共認社会へと変りました。
序列社会はお金儲けが第一の目的であり、人々の欠乏はお金や私権であったため答えの出しやすい時代でした。このような時代だったので、上司は自分の出した答えを部下伝えるだけで、部下も上司の言うことを聞いてるだけで成果が出せる時代だったのです。
しかし、現在は共認社会になり私権やお金を獲得することでは充たされなくなり、どうすれば充足できるのか自分でも分からない時代になりました。つまり、今は欠乏がわかりにくいので答えを出すのが難しくなってしまったんです。当然今までの会議では、上司は答えを出せず、会議は行き詰まり、みんなにとって活力の出ない会議になってしまうんです 🙁
つまり、私権(序列)時代と同じような会議をしているから突破口の見つからない、やる意味の無い会議になってしまう。これが会議が上手くいかない根本原因なんです。
【2】どうすれば会議がうまくいくようになるの!?
では、みなさんお待ちかね『どうすれば会議がうまくいくようになるのか!』
ここでポイントとなるのは
上司部下関係なく、会議に参加する全員がみんなの期待は何なのか、現状どうなっているのかなどの現状を追求するような闘争仲間になることが重要なんです。
では、具体的にどうしたらいいのか。ネットサロンのメンバーで考えてみました♪
【3】会議がうまくいくための4STEP☆
STEP1
みんなで事実追求って難しそう…
でも「なるほど!」とか「うんうん」ってうなずくだけで追求が深まって場が盛り上がり始めて、方針が出てくる!(これは充足性や肯定性の高い女の人の得意分野 )
STEP2
会議中に「なんで?」という質問を入れていく。
そうすると、場全体が追求モードになり、事実が明確になってぶれずにどんどん追求していくことができる。
STEP3
答えを出すのは難しいけど、「これってこういうことですよね?」と
もうわかっている答えに対する根拠や判断をあえて確認する。
そうすると、みんなで事実を共認できる。若手のこういう質問の積み重ねで事実が明確になり答えに近づいていけることがよくあった。
STEP4
できる限りの情報を集め、一番可能性のありそうな仮説を準備する。さらに、「どうしたらいいと思う?」とみんなを羅針盤にしながら会議を進めていく。(だけど「どやねん!(答えださんかい!)」というような答えを出せというオーラは×)
ちなみに類グループではもっとみんなで事実を共認できるようにいろいろな挑戦をしています!詳しくはこちらをどうぞ→ リンク😛
つまり、
参加者は自ら共認の輪の中に入っていくことが大切。
議長・運営者はどんどん輪の中に巻き込んでいくことが大切。
こんな会議だったらみんなの活力があがるような場になりそうですよね
- posted by mika at : 22:55 | コメント (3件) | トラックバック (0)
コメント
先進国で最初に豊かさを実現したのは日本とフィンランド?と思うくらい、フィンランドから学ぶことは多いですね。
教育のフィンランドメソッドしかり、このリチーミングしかり。
まだおなか一杯の状態ですが、ぜひ消化して日常の業務に活かしていきたいです。
羊熊さん、コメントありがとうございます。
これなら上手くいきそう、やってみようと思えるところがいいですね。
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