2011年01月01日
2011年は共同体の時代⇒企業(=生産集団)や働くことの可能性を発信していきたい
みなさま、新年あけましておめでとうございます。昨年は当ブログを応援いただき、ほんとうにありがとうございました。
昨年、2010年は、いよいよ共同体の時代を体感できた1年だったように思います。
【今年の重大ニュース・なんでや編】共同体の時代の幕開け
① 2010年代は共同体そして実現の時代、を宣言
② るいグループ絶好調「共同体の時代」が鮮明に
③ まずは充足、そのために同化そして追求という規範が固まる
④ 学園祭大成功!「パカ!」がヒット。
⑤ 実現論「私権時代」の書き換え作業スタート
⑥ GT「金貸しが支配する世界経済の行方」発売
⑦ 感トレノート大好評、STEP2も発売
⑧ 実現論暗誦会始まる
⑨ スカイプサロンで学びの輪が広まる
⑩ Q&Aサイトでベストアンサー連発
そして、今年は、経済や政治の激動が予測される中で、共同体の活躍がより顕在化していくように思われます。このブログでも改めて共同体企業に関する情報と可能性を発信していければと思います。今年も、よろしくお願いいたします。
東京写真ブログ様よりお借りしました。
では、今年も引き続き応援のほどよろしくお願いします。
まず、昨年、このブログで扱った記事で多くの皆さんに読んでいただいた記事3つを紹介します。
企業が取り組む社会事業シリーズ 9~半専任・半事業の原型=なんで屋~ 2010/01/16
◇まとめると
☆「答形成の場代」+「答の対価」⇒「答の製作~供給費用」
★一中小企業でも、専任+半専任の仕組みなら経営できる
⇒国が支援すれば、もっと多くの企業が取り組むようになる
⇒税金で無駄飯食わせる官僚制度に代わって
『万人が半専任で担う半事業の社会活動』制度が実現する!!
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世界が注目!フィンランド式チーム活性化プログラム 2010/11/15
◇90年代前半のフィンランドといえば、隣国・ソ連の崩壊の影響で大不況に突入し失業率は2ケタ台へと悪化していた。それが90年代後半から徐々に好転。2001年に世界経済フォーラムの国際競争力ランキングで初めてトップに躍り出てからは上位10カ国の常連になる。失業率も1ケタ台で落ち着き、まさに様変わりの状況である。その過程で多くのフィンランド企業で活用されたのがリチーミングであった。代表例が通信機器メーカーのノキアで、グループ再編にともなうチームワークの強化に利用されている
◇リチーミングの12ステップ
1.理想像を描く
2.ゴールを描く(理想像に近づくために、具体的なゴールを設定)
3.サポーターを募る
4.ゴール達成の利点を探る
5.すでにできていることを見つける(ゴール達成のためにすでに努力していること)
6.今後どんな成長が見られるかを想像する
7.想定される困難な部分を見つけ、事前に心の準備をする
8.自信をつける
9.第一歩としてやることを周囲に公言する
10.成長の記録をつける
11.想定される失敗の準備をする
12.成功を祝い、サポーターに感謝する
◇実はリチーミングに対して、精神医学の分野からも関心が高まっているのだ。アルコール依存症治療の現場で解決志向の援助法を活用している、成増厚生病院の東京アルコール医療総合センター長で精神科医局長でもある垣渕洋一医師は次のように語る。
人間が行動や思考の変化を起こす際の条件は、
(1)変化への希望、
(2)変化を起こさせる能力・自信に関する楽観的な見通し、
(3)変化する利点、
(4)変化しないことへの心配・懸念、
(5)変化に必要な実際の行動の具体的な計画や考えです。
これらが揃っていないと『上から指示されても現場が動かない』『取り組んでもうまくいかず、元に戻ってしまう』ことが起きる。しかし、リチーミングの12のステップは、この5つの条件をすべて満たしています。
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★シリーズ『会社って誰のもの?』4-2~最終回 共同体企業の実現には「会社法」と「労働法」の統合が必要~ 2010/12/1
◇共同体企業の実現には会社法と労働法の統合が必要~
しかし、‘70年に貧困が消滅すると、全国民共通の「豊かさ期待」が変容し、個々人の私権欠乏(もっと儲けたい、いい生活をしたい、そのためにいい給料を得たい等)が中心となっていきます。それに伴って、投資家・経営者・労働者のそれぞれの私権追求は、当然ながら利益相反しているため、企業という集団においても共通の目的がなくなり、徐々に企業統合不全へと陥っていきます。
もはや、会社法と労働法は真逆の方向を向いており、そのギャップが企業や経営者、労働者を苦しめてしまっているのだといえます。
今後、共認原理に基づく企業統合は「自主管理」であり、その実現方向は、「出資・経営・労働」の三位一体の組織形態にあると思われます。とすれば、「会社法」と「労働法」という出自や目的の違うふたつの法体系は統合されるべく議論されていく必要があるのではないでしょうか?
昨年、路上のなんでや露店などで感じたのは、企業が様々な社会の問題や実現したい課題に対して答えを出す『万人が半専任で担う半事業の社会活動』を社会事業として展開していくことに対して、多くの人からの共感と応援を頂いたことだったように思います。
また、企業を活性化していくために「まずは充足、そのために同化そして追求」という規範も提起されています。そのひとつとして、「リチーミング」というフィンランドでの取り組み事例も紹介されました。
そして、「協同組合法:出資・経営・労働を一体化した働き方をしている人たちは10万人を越えている」ことや、その海外のモデル事例であるスペインの「モンドラゴン協同体組合にみる共同体の可能性」への関心の上昇もあり、いよいよ、それらも含め、共認原理に基づく企業統合として「自主管理」が注目され始めてきていると感じます。今年はそれを実現していくためにも、企業経営における「会社法」「労働法」の矛盾点の解消、さらには統合を目指しての議論も始めていきたいところです。
上記も含めて、昨年は、以下の記事のように大きくは3つの軸で展開してきました。
■共同体企業の事例紹介
(高い成果を出している企業、老舗企業、社員が楽しく働いている企業等の事例と共通点を抽出⇒共同体的特性や業界の分析)
【元気な会社】シリーズ ~リピーター率73%!の老舗旅館~
「社員が楽しく働ける職場」づくり~ヨリタ歯科の取り組み~
「次代を切り拓く可能性がある企業」の構造に迫る
■仕事に役立つ!!~類グループでの実践事例を紹介~
「いい男への道 -いい男は『常に勝つこと』を意識している-」
「いい男への道-なんでや専任を経験して-」
~いい女への道~ 充足いっぱいのパンフレットが完成しました♪~
構造認識はこう使う!シリーズ~3.成果が出せるスケジュールの組み方を教えます!~
構造認識はこう使う!シリーズ~総集編~幹中の幹はココ!
「共同体の挑戦シリーズ3」~合議制のカギは事実の共認にある~
■共同体の時代~これから10年、勝っていける企業の条件とは?~
『類グループが勝ち続ける理由』1 ~設計室 コンペ勝率6割の秘訣!~
『類グループが勝ち続ける理由』6 ~グループ全体で経常利益率17%の秘訣!~
『男女役割共認が企業を変える』5~企業を変えれば、社会が変わる☆~
3/28 なんでや劇場レポート1 今後10年間の成果を決めるのは…?!
今年も、このブログも「さらなる共同体企業の拡大」、そしてそのことによる「人や社会への影響拡大(みんなが働く楽しさややりがいを知り、企業が自社利益だけではなく、社会問題の解決に取り組んでいく社会事業へ発展)」に少しでも寄与していけるようがんばっていきたいと思います。
今年もよろしくお願いします。
- posted by systema at : 8:20 | コメント (0件) | トラックバック (0)
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