2022年05月20日
【実現塾】3/26~ 人類の起源①「人類って何?」~骨格から読み解く~
前回までの実現塾では、哺乳類の進化の過程からサル社会の構造、サルの進化、オランウータンの進化と進化の過程をたどりながら、人類はどういった進化をしてきたのか?現在の人類にとってどういった学びがあるのか?を追求してきました。
【実現塾】2/19~ オランウータンの進化② 知能 ~哺乳類の知能進化の神髄は?~
【実現塾】2/19~オランウータンの進化② 知能 〜オランウータンの知能進化の神髄は?
【実現塾】2/19~ オランウータンの進化② 知能 ~手探りを繰り返し、充足していくには行動するしかない~
今回から、「人類の起源」をテーマに、人類とは何か?の追求に入っていきます。
~人類って何?~
◇「現生人類」と「類人猿」の違い・共通点
サルの中でも最も人類に近縁である類人猿(チンパンジー、ゴリラ、オランウータン)と現生人類の骨格を比較しどういった進化をしてきたのか追求していく
<違い>
類人猿は、現生人類と比べて、
・腕が長い
・骨盤が伸びている
・指が長い
・足の親指と人差し指の間が開いている
⇒☆樹上適応した結果生まれた機能の違い
枝と枝を腕渡り、樹上でぶら下がりができるように機能を特化させた
・あごの骨が発達している
⇒☆硬いものや動物を食べていたことによる違い
・脳容量が小さい(現生人類は脳容量が大きい)
⇒☆現生人類は脳を大きくするぐらいの知能進化が必要になった
<共通点>
・直立している
・手足が全体的に伸び、可動域も広がっている
◇違い・共通点から分かってくること
◎違いから分かってくること
知能進化を必要となったのは?⇒逆境に追い込まれたから!
…人類は樹上生活ができなくなり、極限状態に。⇒逆境の中で知能発達させ、突破していった
腕が短くなっているのは?⇒樹上機能を失ったから
…テナガザルは「枝と枝を腕渡り」する中、ゴリラ・チンパンジーは「地上生活」も行う
半地上・半樹上生活を行う中で、樹上機能を失ったのが人類
⇒ぶら下がりや枝渡りの必要がなくなったため、腕が短くなった
◎共通点からの追求
直立二足歩行できるような骨格になっている
…骨格で比較するとテナガザルが一番人類と似ている!
⇒綱渡りもお手のものだし、体性感覚は人類よりはるかに高い
☆むしろ、直立二足歩行はテナガザルの方が上をいっている
◇猿人は、人類か類人猿か?
最初の猿人と呼ばれているラミダス猿人の骨格を比較してどんな特徴があるのか比較していく
<ラミダス猿人の特徴>
・足の親指と人差し指の間が開いている
・手の長さが膝まである
・あごの骨が発達している
→これらの特徴は類人猿と特徴が似ている
特に足の指の特徴は樹上生活の機能を持っている証拠
また、脳の容量も300~350㏄と類人猿に近い
⇒☆猿人は人類よりも“類人猿”に近いと思われる
- posted by yosigoe at : 10:00 | コメント (0件) | トラックバック (0)
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