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2012年09月26日

成功を導く確かな理論~共同体・類グループの事例24 出産後「会社に戻りたい」と心から思える組織とは?②~

こんにちは

前回は、『なぜ類グループでは、女性が出産後に「また会社に戻ってきたい」と心から思えるのか 』をご紹介しました

その理由としてあげたのが、男女役割共認ができていて、社内に充足空間が作られているからでしたね:D

     clip_image002.jpg

そこで今回は、どのようにして社内で男女役割共認を作っていったのか をご紹介します

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●類グループの取り組み

前回の投稿にあったように類グループでは、もともと「男は闘争」「女は充足」という男女の役割に違いがあることを認識していました。

しかし、始めからそれを実践できていたわけではありませんでした:-(

社内で男女の役割を共認し、女たちが充足存在となり、皆=集団の活力を高めるための様々な取り組みをしてきたのです

step1.女たちが、女の役割を実感することができた

ミスの続いていた後輩が、どうしたらもっと仕事で応えていけるようになるのか を先輩に相談し、「ミスの原因は、周りの期待を捉えられていない・課題に同化できていないからであり、まずは迷惑をかけてしまったみんなへの謝罪とそれでも期待をかけてくれることへの感謝が必要だね」と教えてもらいました。

そこで始まったのが、感謝と謝罪のトレーニングです

『ミスをしてしまったことへの謝罪』、『それでも期待し続けてくれる皆への感謝』、『相手はどう想ってくださっていたのか 』『今後どうしていったらいいのか 』などを素直に出し合い共有しました

そして、『皆同じ想いなんだ』『こういう風に捉えたらうまくいくんだ』と、一緒に受け止め合うことで、女が安心できる基盤を作っていったのです

安心できる基盤が作れてくると、周りにどんどん心を開けるようになってきます。
すると、もっと周りの期待に応えたい そのためにも皆の期待に応えている人の真似をしていこう という気持が湧いてきました。

そういう想いで周りを注視する中で、『充足しながら楽しそうにしている女は、男の活力を上げている 』ということに気付けたのです😛

感トレノート Yさん(30代女性)の記事より

こないだブースでご飯を食べながら感トレノートを読んでいたら、Kさん(30代女性)が遊びに来てくれはって、2人で読んで楽しんでたら、背後から人が…

Tさん(40代男性)でした

Tさんは重要任務のお出かけの前だったらしく、女の子のところに充足を求めに来てくれたようでした 私たちが楽しそうに話をしているのをすごく優しい目で見守ってくださって 私たちがTさんがかばん持ってはることに気付いて、「あ これから大事なお出かけなんですね 」「頑張ってくださいね 」って言うと、「行ってくるわ~ 」って手を振ってくださいました。以前はよくTさんにいじめられてた(からかわれてた笑)私とKさんですが、最近こうして女の子たちに心から委ねて下さっているのがとっても嬉しくて充たされます

          img_031.jpg

その後、Tさんは活力をもって重要任務を遂行できたそうです。

このように、『自ら女たちが充足する』ことで男たちの闘争性を高めることができたという成功体験を積むことで、女の役割を実感することができたのです。

step2.男も『女が充足することで周りの活力アップに繋がる』ことに気づき始めた

男も含めて皆で「充足しながら楽しそうに仕事をしている女は、周りの活力を上げていることを共認しよう 」と、ご飯会を開催し、「男は闘争」「女は充足」という認識と実感を繋げるような場を作ったり、感トレノートを読んでもらったりしました。

その中で、男たちが女の充足性っていいなぁと感じ始め、『女には日々充足していてほしい』という期待が顕在化してきました。
そのことを、男の人から教えてもらった事例をご紹介します

Tさん(30代男性)のるいネット投稿より

今、会社の女性達の中で「感トレノート(感謝と謝罪のトレーニングノート)」というのを廻しながら、その日あった(その日に限らず)出来事で嬉しかったことや感謝したこと等が書き綴っています。

そのノートには、男達では気付かないであろう、ほんのささいな出来事に対する充足話でさえいっぱい詰まっています。

最近そのノートが社内の男達の目に触れることが多くなりました。
そのノートに男達がコメントを残すこともしばしば。

すると、どうでしょう。日に日に男達の活力がアップしているのです!
かくゆう私もノートを読むと、ものすごく充足して、仕事に向かうことができます(笑)。


この間、ある営業の人が、その話をある事業仲間の男性に話をしたら(その人に対する評価などが書かれてあったそうです)、その男性のやる気がアップし、ますます闘争に向かってくれたそうです。

また、男の人が、『女が充足存在であること』への感謝の想いを社内ネットで教えてくれました。

(社内ネットについてはこちら
 

先週の日曜日、Sちゃん(20代女性)が、4階でカレーを作ってくれたそう

そのとき、調度、仕事をされている、Hさん(50代男性)・Tさん(40代男性)もご馳走になったそうです

この2人は、先週末から連休中も、ずっと、深夜まで打合せ、その後また朝から資料づくりと、ハードにがんばってくださっていたとのこと。

Hさんが月曜日に「もう、ずーっと根詰めて仕事してた。そうゆう時って、ご飯を食べに行くのも、なに食べようかって考えるのも、そうゆう気になかなかならないんだよねぇ~。でも、すっごくエネルギー使っているから、身体も頭も疲れていて、ご飯は欲しているの。そんなとき、Sがカレー持ってきてくれて、もーーーほんと うれしかったぁ なんかもう、助けられたって感じ。Tも本当に喜んでいたよ~

って、おっしゃっていました

こうして、“社内全体”で、「男は闘争」「女は充足」に向かったほうがうまくいくことを固定し、男女の役割共認ができたのです。

step3.社内にどんどん広がる充足の場

このように社内に男女の役割共認を固定できたことで、女の充足によって男の闘争性を高めて成果に繋げた成功体験を積み重ねてきました。

こうして類グループにはどんどん充足の場が広がっていったのです

今回はKさん(30代男性)の事例を社内ネットからご紹介します
 

今日、ふら~っと席に立ち寄って下さったKさんから、いいこと聞いちゃいました

「Kさん(30代男性)はどんなことで頭を切り替えたり、気分転換してますか?」と、私が質問したときのこと。

Kさん「他のフロアとか、女の子のところに行くよ」

 私 「女の子に会いに行って、どんなことしてもらうと嬉しいですか?」

Kさん「うーん、不思議なんだけど、例えばM(30代女性)とか、充足性の高い女と話すと、すごく元気が出るよね。っていうのも、会いに行くまでは『あ~しんどい』とか『疲れた』とか、そんなことばっかり考えてるんだけど。いざ会いに行って、いい女に触れると、なぜか、気づいたら、嬉しかったこととか、感謝したこととかを話しちゃってる。『Sさん(40代男性)の粘りが、ほんとに凄くて有難いんだよ~』とか、『M(20代男性)が、随分成長してて、外構図面一式任せているんだよ』とか、なぜかそんな話をしちゃう。で、そうやって話をしていると、すごく元気が出てくる。

          img_juusoku.jpg

このような日々の充足で活力アップしたKさんが、闘争場面で相手に寄り添って成果を上げた話を女の子が社内ネットに上げてくれました

Kさんから聞いたステキな打合せの話を紹介します

今回の物件では、今回改修を行うゼネコンが元施工とは違うそうです。その状況で、前回の施工時のミスが発覚

発覚した以上、直したいのがゼネコン。

でも、それをするなら、結構な金額がかかる。今まで大丈夫だったということもある。直す必要はあるのか。どうする?ということですり合わせの場がもたれたそうです。

しかし、このような議論は、ともすれば平行線のまま、お互いに歩み寄ることができないことも多々あるそうです。

そこで、まずは相手に同化。

こちらが同化すれば、相手も同化してくれます。なので、はじめから雰囲気よく、打ち合わせは進みます。

そして、次の段階は、事実追求。

どちらか一方の意見が答えになりえないことは、お互いにわかっています。その上で、どうすれば、施主はもちろん学生も、設計も施工も、みんなが充足できるのか?を追求することができたそうです

そこで万が一、元施工のミスが原因で問題が起こっても被害がなく、かつ大学の景観としても更に良くなる、全く新しい案がひらめいたそうです!

それで、みんなが充足イメージを持て、活力の湧く打ち合わせになったとのこと

類グループでは、このようにして社内に男女の役割共認を作り、充足の場を生み出していったのです。

前回の投稿にもあった先輩のように、女性が出産後も「また会社に戻りたい」と心から思えた理由は男女役割共認にあったのです

男も女も同じように眉間にしわを寄せながら仕事をしていた時代から大きく変わり、今後勝っていく企業=活力のある企業のポイントの一つですね 😉

◆これまでのバックナンバー◆

★成功を導く確かな理論~これまでの内容をまとめて紹介します♪①~
 ↑成功を導く確かな理論①~⑪はこちらをご覧下さい☆
★成功を導く確かな理論~これまでの内容をまとめて紹介します♪②~
 ↑成功を導く確かな理論⑫~⑱はこちらをご覧下さい☆
★シリーズ19:成功を導く確かな理論 ~共同体・類グループの事例:⑲年齢や肩書きに関係なく互いに学んでいく共同体~
★シリーズ20:成功を導く確かな理論 ~共同体・類グループの事例:⑳重要課題を与えると若者は応える~
★シリーズ21:成功を導く確かな理論 ~共同体・類グループの事例:21男女の特性を認識しているから勝てる①~
★シリーズ21:成功を導く確かな理論 ~共同体・類グループの事例:21.男女の特性を認識しているから勝てる②~
★シリーズ22:成功を導く確かな理論 ~共同体・類グループの事例:22共認時代の資格勉強とは?~
★シリーズ23:成功を導く確かな理論 ~共同体・類グループの事例:23どうすれば、対象を「広く」「深く」捉えられるか~
★シリーズ24:成功を導く確かな理論 ~共同体・類グループの事例:24出産後「会社に戻りたい」と心から思える組織とは?①~

 

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