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2012年12月26日

成功を導く確かな理論~共同体類グループの事例26上司と部下の関係が上手く行く秘訣は「組織の中で形成される充足空間」にある~

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こんにちは 😀
どこの会社組織にも、基本的には上司と部下という関係がありますよね。
その関係が上手く行けば組織も上手く行く、逆に、その関係が上手く行かなければ組織も上手く行かない…
と、上司と部下の関係は組織にとって非常に重要な問題です。
今回は、そんな上司と部下の関係が上手く行く秘訣をお教えいたします。
お楽しみに♪

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●上司と部下の「役割分担」
まずは、上司と部下の役割分担から考えてみたいと思います。通常は、上司が仕事の上流側の役割を担い、部下が下流側の役割を担うと思います。
私の仕事である建築設計に例えると、上司の役割とはクライアントの状況に同化し、クライアントからの期待を掴み、それらに対して可能性を見出し、さらにそこから具体的な課題を抽出するという事になります。
それに対して部下の役割とは、その課題に対して与えられた役割に応じて、課題のスケジュールに合わせた成果品を作成するという事になります。
ただし、それぞれの役割が分断され、それぞれの情報が分断される事があっては、仕事が上手く進みません(=成果が低く勝てない)。
上司は成果品の位相まで意識を持ち、部下は状況・期待の位相まで意識を持つ事が最低条件です。その上で、それぞれの位相における事柄を共認する事が重要になります。模式的に表現すると以下のようになります。
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●「実現方針の共認」の重要性
例えば、クライアントに何らかの提案をする時は、上司はまずあれやこれやの情報収集(状況や期待)から、頭の中にクライアントが喜んでくれる充足イメージ(応合のイメージ)を描き、それを活力源とも先導力ともして、提案の可能性を見出し課題を設定します。
しかし、その充足イメージの一部はその段階では『願望=幻想』を含んでいるので、部下に課題を提示した際、部下が捉えている現実との間でギャップを生じてしまう事があります。
そこで重要になるのが、部下が捉えた現実を上司が見出した元の可能性に組み込み(再構築し)、その方針を再度上司と部下で共認する「実現方針の共認」というステップです。その共認こそが成果に繋がり、クライアントからの評価に繋がり、何よりも会社におけるみんなの充足に繋がるのです。
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●「共認」を可能にするのは、上司と部下の「日常的な充足関係」
上司が見出す可能性を「なるほど」と思い、部下が見出す現実を「なるほど」と思い、それらを再構築した実現方針をお互いが「これで行こう!」と思う。そのような共認を実現するために必要となる事は何でしょうか?それは、お互いの根底に位置づけられる、「日常的な充足関係」です。
これまでの話しにもあったように、上司と部下で仕事を進める上で最も重要なのが、全ての位相における「共認」であり、その共認によって「充足」が得られる事は間違いありません。ただし、ここで新たに登場した「日常的な充足」とは、具体的な課題を通じて得られる充足以前の充足であるとイメージして下さい。
例えば、朝夕の挨拶から始まり、何か嬉しい事があれば「嬉しいな」と共感し、何か苦しい事があれば「苦しいな」と共感できる充足。一緒に居て楽しいな、嬉しいなという感覚です。
では、そのような「日常的な充足関係」とは、具体的にはどのようにして形成されていくのかを次に考えてみたいと思います。
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●上司部下の「日常的な充足関係」は、「組織の中で形成される充足空間」に、お互いが積極的に巻き込まれる事で形成される
ここでもう一つ記事を紹介したいと思います。

るいネット これからの企業・人材に求められる能力は?
■充足力
企業にとって推進力となるのは認識力だけではなく、もうひとつ欠かせないのが、その認識力を生み出す母胎となる「充足空間」。共認の時代において、共認充足が全ての活力の源泉である。この共認充足は深い安心感や一体感や喜びから生じるが、ここでも「みんな発の充足性・肯定性」が土台となる。ここは女性が最も得意とする領域、「女子力」「女性の活用」「女性が元気な企業が強い」etc企業における女性の役割が注目されてきているが、その本質は「充足力」であり、充足空間によって成員の活力をいかに引き出せるかという点にある。

類グループは共同体であるがゆえに、その充足度において群を抜いているのは当然なのですが、その上で、類グループでは、さらに充足度を上げるために女性社員が中心となって、毎週『感謝と謝罪のトレーニング(略して感トレ)』を行っており、その充足度の高さは、他社や応募学生からもうらやましがられるほどです。
そのような充足度の高い女性達が先導する形で、更に「社内版での充足発信(ex.○○さんのココが素敵♪)」「部門を超えて戦略を語り合う食事会」「お誕生日会や物件終了祝賀会」等が日々社内で自主活動として行なわれており、それらが組織の中に充足空間を形成しています。
上司と部下の関係を考える上で、「もっと相手との会話を増やさなければ」「たまには飲みにでも誘ってみるか」と、どうしても当事者同士の関係に思考が向きがちですが、実はそこがうまく行かない大きな原因なのです。充足空間は組織として作っていくもの。そして、その充足空間に上司も部下も積極的に巻き込まれていく事によって、お互いの間に日常的な充足関係が生じるのです。
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先日、いつも感謝トレに参加している充足性たっぷりの女性達から、 食事会 のお誘いがありました。そこには、私も、私の部下も参加したのですが、その会のテーマは「日頃感じている○○さんへの感謝を言葉にしよう!」というものでした。
日頃うっすらと感じてはいるものの、その想いを言葉にして、ましてや面と向かって相手に伝えるという事はなかなかできないものです しかし、女性達が作ってくれた「充足空間 」の力によって、恥ずかしがりやの私でも、部下に対する感謝の言葉を伝える事ができました。
そのような事が積み重ねられる事によって、日常的な場面でも自ずと相手に対する感謝の気持ち相手を思いやる気持ちが生じ、素直に「一緒に居て楽しい」感じになりました。
そして、実際の仕事場面においても、以前だったら私の課題指示に対して「うーん・・・」とモヤモヤしていた部下が、「今の状況を考えると、こうした方が良いと思います!」と、当初感じた可能性に部下が掴んだ現実の状況を重ねて提案してくれる場面も出てきて、当然それは仕事の成果にも直結しています。
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上司と部下の関係が上手く行くには、組織として如何に充足空間を形成するかという事が重要なのです。
時代が大きく転換する今、日々先を見通している経営者を始め、全ての社員がこの構造を共有する事が、勝つための組織運営の基本になると思います。

 

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