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2022年03月10日

【実現塾】1/22「人類の祖先は?」~オランウータン、ゴリラ、チンパンジーの外圧適応~

前回の実現塾では、共認機能を獲得した真猿=オナガザルとテナガザルがどのように適応してきたのか、を追求しました
それを踏まえて、1/22の実現塾では、人類の祖先はどのサルなのか?を追求していったので報告します。
人類の祖先は「類人猿」ですが、候補はオランウータン、ゴリラ、チンパンジー。

まずは、それぞれの違いや特徴をみんなで追求していきました。

〇オランウータンとゴリラとチンパンジーのそれぞれの違いor特徴は何か?
みんなからは

・ゴリラとチンパンジーは地上に降りて生活している
・集団形態が違う。
・オランウータンは授乳期間が格段に長い
・オランウータンは正常位で交尾をする

あたりが出て来ましたが、これらの特徴の違いは外圧状況に規定されるだろう、という事で、まずは外圧状況の違いから押さえていきました。

●アフリカ熱帯雨林の外圧状況は?
まずは、チンパンジー、ゴリラの生息域であるアフリカの熱帯雨林の外圧状況です。

・地形が台形(海岸の平野が少ない)で標高が高く内陸のため、気温が低い。
・熱帯雨林であっても、比較的雨が少ない。(降雨量1000~1500㎜)
・乾季が3~4か月あり、果実ができない時期がある。毎年果実はできるので、乾季を乗り越えれば餌は得られる。
・木がまばらで(疎林)、乾季は枝が折れやすい。
・外敵はヒョウ(体重は30㎏程度)

このあたりは前回の実現塾でも追求しましたが、乾季があるため樹上だけでは十分な餌を獲得するのが困難。かつ、めちゃくちゃ強い敵もいなかったので、地上適応することが出来たのがアフリカ系の類人猿と思われます。ゴリラは大型化、チンパンジーは集団化で地上適応していきました。

●アジアの熱帯雨林の外圧状況は?
続いて、オランウータンの生息地であるアジアの熱帯雨林の外圧状況です。

・年中雨が降る(スコール)(降雨量2700㎜)
・木が生い茂っている(密林)→地面には陽が当たらないので、地上には餌が少ない。
・外敵はトラ(体重は150㎏。加えて10m跳躍できる。)

このようにアジアの熱帯雨林はアフリカに比べて地上に降りるメリットがありません。
なのでオランウータンは地上に降りる道を選ばなかったのだと思われます。
あるいは、地上に降りた種もいたのかもしれませんが、生存することが出来なかったのでしょう。

驚いたのは、東南アジアは木の実や餌が豊富なイメージを持っていましたが、実際にはそうではない、ということ。
特に、ボルネオ島の北部は果実ができるのは数年に一度しかないそうです。
実際にオランウータンのメスは、非果実期になると果実期の1/4程度の餌しか食べられず、ガリガリに痩せてしまいます。
まさに「飢餓状態」ですが、これはゴリラ・チンパンジーにはなく、オランウータンに特有の現象です。

そして、さらに驚いたのは、この飢餓状態でもオランウータンの子どもの94%が生き残るということ。
オランウータンの母子がどうやって飢餓状態を乗り越えたのか気になりますね。

次回は、そのあたりの追求を報告します。

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2022年03月04日

【実現塾】1/11「サル社会の構造④」~テナガザルの適応(2)

では、原猿と真猿の違い、そしてオナガザルの適応、そしてテナガザルの適応の途中まで報告しました。
最後はテナガザルの適応についての追求の残りと参加者の感想を報告します。

〇オランウータンは地上に降りてこないが、チンパンジーやゴリラは地上に降りてくる。この違いはなに?
テナガザル、と一口に言っても、その置かれた外圧によって適応方法は分かれて来ます。
特に注目したのはチンパンジーやゴリラは地上に降りてくるのに対して、オランウータンは常に樹冠生活。

なぜこの様な違いが生まれるのでしょうか。

理由はいくつかありそうですが、まず考えられるのが生息域の違い。
具体的には、生息域に乾季があるかないか。

ゴリラ、チンパンジーはアフリカが生息域となっていますが、アフリカには厳しい乾季が存在します。
乾季がある地域では、その時期に入ると樹上の餌(木の実や葉等)が激減してしまう。
餌を獲得するためには地上に降りざるを得ない。
これがゴリラ、チンパンジーが地上に降りた第一の理由だと思われます。

副次的な話ですが、地上の外敵に適応するため、チンパンジーは「集団化」、ゴリラは「超巨大化」して外敵に対応したのではないでしょうか。

もう一つは、生息域の外敵状況
チンパンジー、ゴリラの生息するアフリカの代表的な外敵はヒョウ(30kg)
※ライオンもいますが、闘いを好まないようです。
対して、チンパンジーの生息する東南アジアの代表的な外敵はトラ(200kg)

意外かもしれませんが、東南アジアの方が圧倒的に強敵です。スマトラトラ等は有名ですね。
オランウータンが地上に降りてこない(これない)のは、このトラとの闘いを避けるため、という結論に至りました。

〇年中発情が可能になったのはなんで?
最後は、テナガザル特有の【性】についての追求です。
その特徴は【年中発情】ですが、なぜそのような適応戦略を取ったのでしょうか。そもそも「年中発情」ってどういうことなのでしょうか?

まず発情はメスがオスを受け入れる(交尾する)事を言いますが、重要なのは排卵=子供を産むとセットという事。従って授乳期間中は排卵しない=発情もしません。
つまり年中発情というのは「季節を問わず排卵できる」ということです。より具体的には、1年に1回等排卵時期が限定されているのに対して、月に1回排卵する=発情するという事です。

ゴリラ、チンパンジーはこのタイプ。ただし、乾季のあるエリアに住む彼らは“雨季(餌が豊富な時期)”に子どもを産めるように、逆算して「排卵期=発情期」を迎えているようです。
一方、多湿地域に住むオランウータンはもっと進化していて、発情期がありません(常に性行為が出来る状態)

年中発情のイメージを掴んだ上で、その理由に迫ります。
ポイントは 【種】としての適応。

種としての適応を考えた問、授乳期間が長い=過保護とも言えるテナガザルの課題は、オスの闘争力をどう上げるか?と推測できます。さらに、哺乳類の特徴は、性闘争の強さ。

このような状況の中でテナガザルが取った戦略が「年中発情」だったのではないでしょうか。

メスが常に発情することでオスの性闘争が激化し、同類闘争の頻度が各段に上がります。
その同類闘争を繰り返す事で、テナガザルはオスの闘争力を上げ【種】として強くなっていったのではないでしょうか。
テナガザルのメスは「自集団」だけを考えるのではなく、「種全体」で適応するために、オスの闘争性を上げて種間闘争に適応する戦略を取ったのです。

まとめると
・メスの発情・性機能の向上は、【オスの闘争活力・欠乏をかり立てる】
・オスのヤル気・活力はメスの欠乏喚起力によるし、メスもオスの【欠乏をどう出させるか】を常に追求してきた。
という事です。

ぼくたちもオランウータンと同様発情期が無い動物ですが、この時に獲得した機能を受け継いでいるのだと思います。このような構造、機能を上手く使って【活力】につなげていきたいですね。

以上、全4回にわたって報告しましたが、1月11日の実現塾の追求内容になります。
最後に参加者の感想をお読みください。

―――――――――
<感想紹介> ※一部抜粋しています。
小5 Iさん
熱帯井雨林の中でも人気エリアがあって、人気エリアは果物があるところで、日光がたくさん当たるだけじゃなくて栄養も大切だということが分かった。

中1 Yさん
自己中とかって結構充足のカギって思って、自我が出たときは不全を感じているから、活力の湧く方向、充足できる方向に向けれたらいいなと思いました。

中2 Kさん
授乳期間が長くなったという変化で、「知能を進化しよう」という学校のような考え方ではなく、「知能進化する必要がある」という“自分から”の考えだからこそ進化できたと思った。

中2 Nさん
メスが自分とか集団を考えていたんじゃなくて、種として考えていたのがめっちゃすごいと思って、なんで種として考えようって思ったのか気になった。

中2 Nくん
オナガザルもテナガザルも試行錯誤して手を長くしたり、大型化したり日々追求して今があるんだと思った!

中2 Iくん
発表に対して皆が反応してくれたとき、内心ほっとした。反応してくれた時、皆と一体になれた気がして気持ちが良い。

中3 Yくん
表情とかってすごい長い歴史の中に作られてきて、当たり前にあったものじゃない。だから表情があるからこそ、それを人間も最大限に使ってちゃんと相手が考えていることをしっかり掴まないとなって感じました。

高2 Yくん
今の人たちの共認力がサルに比べて低くて、ヤバイと思った。だからもっと共認、相手のことを考えていこうと思った。

保護者 Tさん
初めて参加しました。いろんな年齢層の人がそれぞれの意見を述べているのがとても良いと思いました。猿からこれだけたくさんの考え方や検討課題が出てくることに驚きました。

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2022年03月02日

【実現塾】1/11「サル社会の構造④」~テナガザルの適応(1)

前回の記事【実現塾】1/11「サル社会の構造④」~オナガザルの適応

では、原猿と真猿の違い、そして真猿のうちのオナガザルの適応についての追求を報告しました。
最後はテナガザルの適応についての追求を2回に分けて報告します。

〇テナガザルの特徴は?
オナガザルと同様にテナガザルの特徴をみんなで共有しました。
出てきたのが、

・手が長い
・軽量化
・俊敏さ
・大型化
・年中発情している

まず、「テナガザル」と言われているだけあって、手が長いのが特徴ですね。
これは木の頂上付近に移動し、細い枝先の実や葉を取ったり、木の上を渡り歩くためだと思われます。
実際、オナガザルは跳躍して移動するのに対し、テナガザルは木の上を100m6秒という速さで渡り歩きます。

めっちゃ早い。

当然ですが、樹冠というアンバランスな場所をこれだけのスピードで移動するためには、今まで以上の判断力と洞察力が求める。そこで必要になったのが知能進化。
テナガザルはオナガザルに比べてさらに授乳期間と母子密着の期間が長くなっていますが、これは樹冠生活に適応する為にさらなる知能進化が必要になったからではないでしょうか。

〇集団化せずに、大型化したのはなぜ?
テナガザルのもう一つの特徴は、オナガザルと比べて集団化せず、大型化の傾向があること。

なぜこのような戦略を取ったのでしょうか。

重要なのが、わざわざバランスが悪く、餌も豊富ではない樹冠に適応した初期テナガザルはオナガザルより弱かった。という視点。つまり樹の上に追いやられた。という事ですね。
樹冠適応する為、テナガザルは子育て期間を長期化させたので、集団規模、という観点からみるとオナガザルとの差はどんどん開いてしまいます。
そこでオナガザルに対抗するためにテナガザルが取った戦略が「大型化戦略」ではないでしょうか。

しかし、ちょっと立ち停まって考えると、そもそも一度追いやられたテナガザルがオナガザルに再チャレすること自体、他の哺乳類には見られない行動です。
一般的な哺乳類の場合は、弱肉強食がハッキリしているので、自然と「住み分け」が発生します。

では、なぜテナガザルは身体を変化させてまで、一度負けたオナガザルに対抗しようとしたのでしょうか。

ここは劇場でも色々な意見が出ましたが、共認機能の持つ「快美欠乏」発の餌場の確保ではないか、という結論に至りました。快美欠乏は、よりよいモノ/コトを求めて「もっともっと」と欠乏がわきあがる現象。

つまり、テナガザルはより餌が豊富なところを獲得したい!という快美欠乏発の「種間闘争」に対応するために「大型化」したのではないか。という事です。

わたしたちが当たり前にしている事も、共認機能を獲得したからこそと考えると、対象世界が広がりますね。

今回は以上です。
次回は、最終回でテナガザルの適応(2)。
オランウータンとチンパンジーゴリラとの違いや「年中発情」するようになったのはなんで?の追求を報告します。

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2022年02月25日

【言葉の成り立ち】インディアンたちの言葉や大和言葉にみる精霊信仰の世界観③

人類の観念機能(=言葉)は、自然、万物の背後に「精霊を見た」事が始まり。
現在、【言葉の成り立ち】シリーズでは、精霊信仰が息づくインディアン(米の原住民)や、日本古来の大和言葉に同化しながらその「精霊」とはどういうものなのか?について追求しています。

写真はこちらからお借りしました

画像はこちらからお借りしました

前回は、精霊信仰にみられる万物への感謝が、互いに依存して生きている現実を注視する中で得られた万物との一体感(繋がり)から生じているのではないかということが見えてきました。
今回は、その万物の一体感の本質はどこにあるのか?について迫っていきます♪

精霊信仰の言葉~一体の感覚の出所は?~

インディアン~ラモーナ・ベネット(プヤラップ族)の言葉(リンク)
私たちインディアンは世界に伝えなければならない重要なメッセージを持っています。
私たちはこの大陸の環境を守る役目があります。
時代に逆行しているように見えるかもしれませんが、人間の生きる大地がヘドロと化してしまう前に、環境を保護し、再生しなくてはならないのです。

白人は、人間は死ねば天国に行けるから地球のことなどどうでもいいと考えているようです。だからヨーロッパ大陸の環境を破壊した後アメリカ大陸に渡り、ここでまた破壊活動を繰り返しても何の罪も感じないのです。
しかしインディアンは、この世が楽園であることを知っています。
霊の世界はこの世にあるのです。
まだ生まれぬ者、すでに死んだ者、みんな私たちと日々共に存在しています。

インディアン~クレナック族の言葉(リンク)
我々の言葉で、「生きる」ことは「呼吸」と同じです。
宇宙の全ては呼吸しています。ですから、命を授かった時点から地球のサイクルに入り、宇宙の全てと呼吸を共有しているのです。
私たちの伝説の中では、命が絶たれたあと、我々は宇宙全体の命を支えている全宇宙的なパワーの一部となるのです。 一個の生が個人的体験を超えて、全宇宙的に広がっていくのです。それは一つの「希望」です。「死」に恐れを感じる必要はないのです。
人間は鳥のように静かに飛び去っていくことができる。地球を通りすぎるだけなのに、なにか記念碑を残してゆくような人は、それだけ自分に自信がないのです。
なにかを成すために人間は存在していると西欧の人は考えるが、なにも成さないためにいてもいいじゃないか。
人間は宇宙の一部であり、その宇宙そのものが素晴らしい記念碑であり、創造物なのですから。

「まだ生まれぬ者、すでに死んだ者、みんな私たちと日々共に存在している」「宇宙のすべてと呼吸を共有している」等の言葉からは、「あの世とこの世」の区別がなく、すべて同じ宇宙に存在しているという感覚が伝わってきます。
全宇宙を貫くサイクル=摂理があり、その中に身を置いているということ。この同じ摂理・法則に中に生きているという感覚が、万物との一体感の出所となっているのではないでしょうか。

★この「万物が同じ摂理の中に生きている」ということはどういう意味を持つのか?
『万物は全て同じく自然の摂理・生命原理に則っているから生きている(適応できる)』という事実(現実)は、「この宇宙を貫く生命原理や自然の摂理を追求し、それに則って生きる事ができれば、人類も万物と同様外圧に適応してゆける」という大きな展望となったのではないでしょうか。
だから、自分達も含めた万物を生かしてくれている自然の摂理=精霊への感謝も湧いてくるし、「どう適応する?」の答えの全ては精霊に委ねられる。

つまり、精霊とは生命原理や自然の摂理そのものであり、精霊信仰とは目の前の現象の奥にある(貫く)自然の摂理・生命原理を追求するという事だともいえます。

しかし、ここで新たな疑問が生じてきます。「目に見える現象の奥に、万物を貫く摂理を見出す」ためには、凄まじい追求蓄積と知能進化が必要。木から落ちたサルが自然の摂理を見出すまでの追求の原動力となったのは何なのか?どういう意識で追求してきたのか?そうして追求したとして、それを「言葉」にしたのは何故か?
次回からは、摂理を掴むに至った追求過程に同化していきたいと思います。

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2022年02月23日

【実現塾】1/11「サル社会の構造④」~オナガザルの適応

前回の記事【実現塾】1/11「サル社会の構造④」~原猿と真猿の違いは?

では、原猿と真猿の違いを追求し、
原猿から真猿になると、外圧状況から身体が大きくなるとともに共認機能の進化≒知能進化が必要になった。その上で少子化戦略を実現するため、授乳期間を非常に長くした。
という結論にいたりました。

今回は、真猿のうち、オナガザルがどのように同類異種間闘争(色々なサル同士の闘い)に適応したのか?についての追求を報告します。

〇オナガザルの特徴は?どうやって同類異種種間闘争に対応した?
まずはオナガザルの特徴をみんなで共有しました。
出てきたのが、

・集団化
・大型化
・地上へ降りた

の3点です。特徴的なのが、地上に降りた点ですが、樹上を捨てて地上に降りたのは、同類異種間闘争に負けて追い出されたからだと考えられます。

〇サルの同類異種間闘争はどのような状態。なぜ起きた?
その上で、そもそもサルの同類異種間闘争はどのような状態だったのか、についてみんなで同化していきました。

まず一般的な異種間闘争の始まりはカンブリア大爆発。それ以降、異種間の種間闘争(食う・食われる)が発生。
異種間闘争には基本勝ち負けがあり、負けた種は食べ物を変えたり、別の場所で適応したりする。
このように生物は淘汰適応を繰り返してきたことを固定しました。

翻ってサルの同類異種間闘争。
特徴的なのは、食う・食われるの関係ではない。という事です。
サルにも外敵闘争は存在し負けたら死が待っていますが、サル同士の異種間闘争では負けても死にません。

また、通常の異種間闘争は「負けたら去る」が基本なので「住み分け」が発生します。
一方、ボルネオ島には70種のサルがいるのに対して、日本にはわずかに1種しかいません。この「人気エリア」があるというのは、生物として極めて異例の事の様です。

なぜこのような「人気エリア」があるのでしょうか

ここで出てきたのがサルが獲得した共認機能
本能は欠乏が満たされた時点でそれ以上求めることはありませんが、共認機能は「もっと、もっと」とより充足度の高いモノ/コトを探索する機能を持っています。これを私たちは「快美欠乏」と名付けました。

この「快美欠乏」を持つことでサルたちは、
より良い餌を求めるようになるとともに、争いに負けても別の餌で我慢することが出来ず、隙があれば良い餌を狙いに行く。
という他の種では見られない行動を起こすようになります。芋を海水につけて食べたり、焼き芋を狙ったりするのも同じ理由でしょう。

オスが大型化したのも、この種間闘争でオスが闘争に向かったからかもしれません。さらに同類異種間闘争に勝つ為には、自分達も強くならないといけないので、比例して同類闘争圧力も高まったと思われます。

そして一番重要なのは、同類異種間闘争の動力源になるのは「活力」であるという事。真猿はオスメスの性充足が発達しているのが大きな特徴ですが、これは同類異種間闘争に適応するための活力追求⇒充足追求⇒性充足追求という構造で性収束していったのではないでしょうか。

〇集団化したら同類異種間闘争に有利?
オナガザルのもう一つの特徴が「集団化」です。
真猿は共認機能を獲得した事で集団化が可能になりますが、重要なのは

集団規模は外圧によって柔軟に組み替えられる。

という点です。
とはいえ集団規模にも限界がありそう。どれくらいの集団規模が可能なのか、議論になりましたが、人類の集団規模と合わせて今後の追求課題となりました。

もう一点、オナガザルの集団の特徴はメス残留です。一般哺乳類と同じ形態ではありますが、柔軟性を持った真猿はなぜこの形式を採用したのか?が追求ポイントとしてあがりました。
始めに出てきたのが

授乳期間や子育て期間が各段に伸びたことで、生殖負担が上がったメスがオスを引き留めたのでは?

という意見でした。それを皮切りに追求した結果が

同類異種間闘争と縄張り闘争の下でメスは自力で縄張りを獲得できないのでオスへの依存度を高める方向にシフトし、挑発機能を発達させた

という結論です。オナガザルに顕著にみられるお尻が赤くなる現象はこの象徴。
激しい闘争にいそしむオスの不全感を麻痺してくれるメスとの性充足を、オスの活力源にしたのでしょう。

今回の報告は以上です。次回はテナガザルの適応についての追求を報告します!

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2022年02月18日

【実現塾】1/11「サル社会の構造④」~原猿と真猿の違いは?

12/11の実現塾では、共認機能を獲得したサルたちがどのように集団を形成していったのか?について追求していきました。

今回は、集団を形成した真猿(オナガザル、テナガザル系)が【どのように種間闘争に適応していったのか】についての追求です。

◇原猿と真猿(オナガザル・テナガザル)の違いは?
まずは、写真をみながら共認機能発達前の原猿と真猿の違いを出し合いました。

これを見てグループ追求でみんなから出てきた意見は、
原猿に比べて原猿は、、、

・顔の毛がない
・授乳期間が延びた
・大型化
・上半身が直立している
・親和様式がなめ合いから「毛づくろい」へ
・集団化
・集団形態の多様化

といったあたり。
みんなから出た意見をもとに全体追求では「なぜ違うのか」について追求を深めていきました。

〇共認機能の発達によって生じた変化
原猿と真猿の違いは、共認機能の発達度。
その発達によって起きた変化とその理由を抽出すると、
顔の毛が無くなった:共認機能は相手の表情から感情を読み取る。なので表情を読み取りやすくするために顔の毛を無くしたのだろう。なんと、脳の6割が手・足・顔の筋肉を動かすために使われているらしい!
上半身が直立している:共認機能の獲得で相手とのコミュニケーションが発達。上半身が直立していると両手があく→身振り手振りでコミュニケーションをとっていた。オランウータンやゴリラは手話もします!
毛づくろい:共認機能は、「もっと、もっと」とあくなく充足を求める機能です。原猿も「なめ合い」はあったが、毛づくろいの方が密着度も充足度も高い。しかも簡単でオス同士も出来る。さらに元々指先の感覚は他に比べて敏感だが、より敏感になって毛づくろいをする方も気持ちが良くなる。だからなめ合い⇒毛づくろいに移行したのではないか。
集団化、集団形態の多様化:これは本能を超える共認機能のたまもの。共認機能を獲得していない哺乳類は「メス同士」の集団のみ。共認機能を獲得したがゆえに、「オスとメス」「オス同士」など「血縁関係のない同士」が集団になったのでしょう。

〇授乳期間が延びたのはなんで?
ここまでは比較的分かり易いですが、難しいのが、授乳期間の延長。

なぜ、共認機能を獲得・発達させた真猿は授乳期間を延ばしたのでしょうか?オランウータンに至っては、なんと7年間も授乳しています

まず出てきたのは【体が大きくなったから】
確かに真猿の方が身体は大きい。確かに身体が大きくなる事で授乳期間は伸びそう。でも7年は不要では?

で、次に出た来たのが、【知能進化したから】
確かにチンパンジーもオランウータンも賢い。道具も使う。でもなぜ知能進化する必要があったのでしょう?そもそも知能進化と授乳期間は関係あるのでしょうか?

まずは知能進化の必要性ですが、
①体性感覚を獲得するため。
②共認機能をより発達させるため
の2点が出て来ました。

①体性感覚の獲得
そもそも樹上で生活するためには体性感覚(バランス感覚)を発達させる必要がありますが、特に授乳期間の長いテナガザルの住む木の頂上付近(80m近く)では、今まで以上の体性感覚が必要とされます。体性感覚の発達は脳の発達そのもの。でもこれだと脳の発達と授乳期間の延長の説明がつきません。

②共認機能をより発達させるため
で、出てきたのが共認機能をより発達させる。という説。
樹冠という危険な場所で育てるにあたって、母子は今まで以上に一体化する必要があります。さらに母と子が互いに表情を読み取ったり、息を合わせる必要もある。つまり共認機能をより発達させる必要がある。その為の授乳期間延長ではないか。という説です。
授乳期間中は母子が常時密着状態になるので、一体充足により共認機能がより発達します。また密着により皮膚感覚も今まで以上に発達します。そして以前追求したように、皮膚感覚が発達すると脳=知能も進化していきます。共認機能の進化と知能進化が密接に関わっている、というのは非常に興味深いですね。ただ実感ともあうので僕たち人間にも当てはまる構造でしょう。

最後は【少子化戦略】
樹上には外敵がほとんどいないため、闘いに負けても死なず、サルの数は膨大になります。樹上は多様なサルで一杯の状態。このような状態では、たくさんの子供を育てる事が難しい。
なので、授乳期間を延ばすことで子育て期間を延長し、大人にするまでの時間をかけて数を減らしているのではないでしょうか。同時に手厚く育てる事で死亡率を減らす効果もあったと思います。
まとめると、
真猿になると、外圧状況から身体が大きくなるとともに共認機能の進化≒知能進化が必要になった。その上で少子化戦略を実現するため、授乳期間を非常に長くした。
という事です。
以上、今回は原猿と真猿の違いについての追求報告でした。
次回は、オナガザルの特徴や種間闘争にどう対応していったのか?についての追求を報告します。
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2022年02月17日

ロシアがウクライナ侵攻すると世界経済に大打撃を与える。焦点は、ウクライナのNATO加盟。

◆ウクライナ東部紛争の背景
1991年のソ連崩壊までウクライナもロシアもソ連の一部であった。独立後のウクライナは、ウクライナ語を母語とするウクライナ系住民が多い西部地域と、ロシア語を母語とするロシア系住民が多い東部地域から成る。
独立後から両者は共存していたが、(米英の工作により)2014年にウクライナ系の右派勢力が反政府運動(マイダン革命)を起こし、ロシア敵視の右派政権になった。ウクライナ右派政権が東部地域の自治を剥奪したことで、政府軍と東部の民兵団の間で内戦になり、現在まで紛争が続いている。
欧米(NATO)からの防波堤としてだけでなく、歴史的な経緯からも、ロシア国民からの(同胞を守る)信任を得るうえでも、プーチン大統領はウクライナ東部地域の紛争を看過できない。

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2022年02月09日

【駆動物資とは何か?】原猿の同類把握能力の進化(2) 弱オスの「手探り回路」の仕組みを探る~探求力の源泉ノルアドレナリン

前回(原猿の同類把握力の進化(1)本能不全→相手も襲って来ないという状況の同一視へ)は、過密化した樹上で、果てしのない同闘争を強いられ、飢えと怯えに常に苛まれ続けるという、『無限苦行』に陥った弱オスが、アドレナリンを駆動物質に外識機能をフル稼働させ、相手を注視し続けることで、相手も(自分と同じ同じ苦しみ(不全)を抱いているという、相手と自分の状況の同一視に至るまでを扱いました。

今回は、「相手と自分の状況の同一視」に至った弱オスが、安堵感から顕在化した不全解消欠乏(期待)に導かれ、相手を注視することで、相手も(自分と同じく)不全を解消したいという欠乏を持っていることに気づく、つまり、「相手と自分の欠乏の同一視」へと至るまでを、駆動物質と脳回路の視点から見ていきます。

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2022年02月07日

【実現塾】12/11「サル社会の構造③」~(3)同じ敵と闘っているという同一視がオスたちの結集軸

実現塾では、活力再生⇒集団再生の突破口を求めて、生物史を追求しています。
前回の投稿では、共認機能を獲得した原猿のオスメス関係がどのように変化し、集団となっていったのか?について同化してきました。共認機能を獲得し、期待応合(互いに期待し、応え合って充足する)関係となったオスとメスは、互いの充足度を共有しながら、もっと充足するための探索を重ねることで、役割や課題を共に認め合う固定的な集団となっていきました。

画像はこちらからお借りしました

更にここからは、ニホンザル等にみられる、複雄集団(複数のオスがいる集団)がどのように成立していったのかについて同化していきます。
弱オス間で共感機能と期待応合回路が形成されたが、それを受けてどのようにしてオスは集団化できるようになったのか?という設問に、小中学生からは
・毛づくろいを通して仲良くなった弱オスが数匹で結託して縄張りオスを倒して、縄張りを乗っ取った
・縄張り侵犯の弱オスを追い払うのに疲れた縄張りオスが弱オスを引き入れた
・縄張りオスを倒した若オスが、それまで毛づくろいをしてた仲間を追い出さなくなった
等の仮説が出されました!それぞれの論理整合性を検証・追求していきましょう♪

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2022年02月03日

【実現塾】12/11「サル社会の構造③」~(2)もっともっとと「快」を求めて集団の結束が強まってゆく

実現塾では、活力再生⇒集団再生の突破口を求めて、生物史を追求しています。
前回の投稿では、改めて無限苦行に陥った原猿の弱オス同士が共認機能(=状況の同一視→欠乏の同一視→期待応合の回路)を形成する過程への同化を深め、「欠乏が続く限り未知を探索し続ける手探り回路によって、互いの欠乏を同一視することができるようになった」という構造が明らかになりました。

画像はこちらからお借りしました

今回は、本題の「共認機能を獲得したサルたちがどのように集団を形成していったのか?」についての同化を深めてゆきましょう♪

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