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2022年11月18日

今、何を探求すべきか?:新しい言葉の本質と可能性⇒国の動向⇒経営・集団作り⇒若者の意識⇒子育て

【波動って何?】シリーズが最終回となり、【左脳と右脳の進化史】も残すところあと数回となっています。そこで、これから何を探求するべきかorしたいか、改めてみんなで出し合ってみました♪
すると、大きく5つの追求テーマが浮かび上がってきました。

1:新しい言葉の本質
2:国の産業政策の動向
3:経営層の意識、集団形成(構造)
4:若者の意識潮流
5:子育て・子どもの意識

なんでもありの『探求の時代』ブログらしく、みんなの興味関心や照準は様々です。
こうして、一見多次元・多様に見える事柄が、一体で捉えられる地平(本質)を見つけるのも追求の醍醐味!そんな地平を見つけるために、根源先端という2つの切り口から、それぞれのテーマを深めていきたいと思います♪

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2022年11月12日

【左脳・右脳の進化史】7 意識を外に向け現実を対象とする時、左脳/右脳と本能・共認が繋がる

魚類~両生類~哺乳類~霊長類~人類に至るまでの、左脳・右脳の機能差→左脳・右脳の連携、統合への進化を探索する【左脳と右脳の進化史】シリーズ。
今回は、左脳と右脳が連携、統合し、観念機能が働く仕組みを追求します。

人類が獲得した観念機能と、大脳の左脳と右脳は、深く関連していることが分かっています。物事を抽象化、構 造化し本質を捉える思考を担うのは左脳ですが、本能・共認との繋がりをもつ右脳と連携することで、はじめて現実の社会や人々を対象化した観念(言葉)を作り出すことが出来ます。(逆に、右脳と切り離された左脳だけが生み出す観念は、頭の中だけの架空観念)

左脳と右脳の構造

では、左脳と右脳が連携するとき(または連携しないとき)、脳はどのように働いるのでしょうか?今回は、左脳・右脳が連携する脳回路の仕組みを探ります。

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2022年11月09日

【波動って何?⑧(最終回)】 ~ 正弦波の螺旋運動により発する「電磁波(電磁エネルギー)」が、万物の根源たる波動の正体ではないか

「万物の根源は波動ではないか」という仮説に立ち、始まったシリーズ。
波動の正体に迫るべく、波動が目に見える形で表出した現象として、遺跡にも自然界にも多くみられる「渦巻」に着目し、その現象事実を7回にわたり様々な角度から探求してきました。

【波動って何?~1】万物は波動!?波動が生み出す「渦巻」!?(2022年07月03日)

今回が最終回です。これまでの記事をめぐりながら、万物の渦巻現象から、万物の根源、波動世界に迫ります。

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2022年11月04日

【波動って何?】素粒子~電子は波動として存在する

「万物の根源は波動ではないか」という問いから始まったシリーズ。これまで波動であることを表わしている現象を集めてきました。

最終テーマは素粒子素粒子というのは、物質の最小単位。おなじみなのは、原子の中をぐるぐるまわっている電子。ほかにニュートリノやヒッグス粒子など、多数が見つかっています。

素粒子を理解する上で、重要なのが大きさ=存在世界です。原子が地球の大きさだとすると、電子は野球のボールの大きさになるという、想像を絶する小ささです。

それ以上分割できない、根源的な存在であり、物質世界の本質を表わしています。その意味で本テーマの本丸。物の本質が波動であれば、波動そのものの様相を表わしているはずです。

それでは、眼では見えない素粒子の世界を見ていきましょう。

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2022年11月01日

【今週の注目情報】本質の掴み方は、男と女で違う

仕事のどの場面においても、大切なのが物事の「本質をつかむ力」。本質をつかむからこそ、では次はどうしていくか?といった追求になっていきます。
しかし、その「本質をつかむ」方法は人によって異なりますが、一番の違いは、男か女かだと感じます。
今回は、そのような物事の「本質をつかむ」ことの男女による性質の違いや思考性について記した生地を紹介していきたいと思います。

<参考>
【人材育成】男と女 ~物事の本質の掴み方~ るいネット
人類はどのように観念機能を獲得していったのか~オスとメスが一体になって追求
実現論 前史

◇なぜ男女で本質の掴み方・捉え方が違うのか


(画像はコチラからお借りしました)

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2022年10月27日

「イノベーション」ってなんだろう?(下)

イノベーションから「オープンイノベーションへ」

 

ちまたに溢れる経済・ビジネス用語や言葉。そのほとんどが”横文字”ですが、なんとなく分かったふうで使用している人が多いのではないでしょうか。そんな「なんとなく知っている用語や言葉」を深掘りします。この記事が皆さんの仕事や活動に役立つようなら幸いです。

 

  • イノベーションは本来「オープン」

前回、「イノベーション」の歴史をざっと見てみました。その中で、日本ではイノベーションの意味について、技術革新と思われているがそうではなく、「新結合」という訳語の方が元の意味に合っていると述べました。

 

実はこの技術革新という思い込みが、現代日本のイノベーションを逆に妨げてしまっているのです。イノベーションを本来の意味の「新結合」と捉えるなら、あらゆる可能性に向けて探索し、最良の結合先を見つけて、そして今までになったモノやサービスを誕生させることができます。ところが「イノベーションは革命的な新しい技術でないといかん!」となると、その技術の独自性ばかりが深掘りされるだけで、その技術を使ったモノやサービスが広く受け入れられるものかどうかは二の次になります。

 

「広く受け入れられるものかどうか」と表現しましたが、それは〈相手発〉のシグナル、つまり「今▢□で困っているから、それを解決してくれる■■が欲しいんだ!」という相手の欠乏です。その欠乏を感じ取れずに〈自我発〉の技術を追い求めてしまうと、イノベーションではなくなっちゃうわけです(技術的には画期的なものでしたら、それは発明(=インベンション)です。発明が必ずしも成功を収めるわけではないことは皆さんも理解いただけると思います)。

 

このイノベーションの誤解は2000年代以降、日本でも問題となり、残念ながらまだ多くの企業がこの誤解をしています。ハードウェアからソフトウェアへの転換と、ネットワーク的な共創社会が求められている現在、企業は本来の「新結合」のイノベーションに立ち戻るべきでしょう。

 

ではどうすれば、新たな結びつきを生むイノベーションを実現できるのでしょうか。その切り札となる考えは「オープンイノベーション」です。「なんだ『イノベーション』に『オープン』って付けただけかよ」と思う人もいるかもしれませんが、この「オープン」があるとないとでは大違いです。

 

  • 「オープン」を生む活力

日本の企業は自社で全てを完結できる力や規模があったが故に、外に向かう機会が多くありませんでした。しかもバブル崩壊で痛手を負ったためより内向きになりました。「失敗はしないように。リスクのある投資は避ける」。そういう傾向が強くなりました。そんな流れの中、2000年代以降は製造業でも品質のデータ改ざんと隠蔽が行われていたことが次々と発覚しました。

改ざんと隠蔽はその社が内向きになっている証拠です。改ざんと隠蔽、それは法的に問題があることは間違いありません。だが、それだけではなく、内向きである組織はおおむね活力も低いのです。日本の企業が2000年代以降、イノベーションが薄れていったのもこの活力の低さが原因の一つであったことは間違いないでしょう。

生命は生き残るために外に向かって広く可能性を探索し、その中から課題解決に最も適したものへと収束していきます。企業という組織体も一つの生き物とみなすと、同じだと言えるのではないでしょうか。イノベーションとは、生き残りをかけた可能性の探索と収束なのです。可能性は広く探さなければなりません。オープンであるほど可能性は広がるわけですから、イノベーションとはそもそもオープンなものなのです。

オープンイノベーションが最近になって注目されているのも、イノベーションに本来込められているオープン性を明示するためだといえるでしょう。

オープンイノベーションは組織の活力を醸成します。オープンイノベーションは成果を生み出しますから、組織の活力を上げるのは自明の理です。一方で、活力がなければ元来、オープンに向かわないのも事実です。

ですので、オープンイノベーションを考える上で課題は、日本企業から活力が失われたのはなぜかという原因を解明し、その解決策を追求する必要があります。恐らく、この追求は、さまざまな切り口からされるはずです。その追求はまた今後やりたいと思います。

イノベーションを起こそうと思うなら、オープンでなければならない。オープンとは簡単に言えば、可能性の広い探索(拡散性)とその最適解への収束です。そして、現代においてイノベーションとは、そもそもオープンが条件である、ということです。

今回はここらへんでお開きとさせていただきます。

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2022年10月19日

10/8~【実現塾】「同期と一体化と観念」 ~同期→非共振(不整合状態)が追求の始まり~

前回までの実現塾では、始原人類はどのような世界観の中で生き、その中で万物との一体化を実現していったのかをお追求していきました。始原人類の世界観から一体化とは、固定的なものではなく、流動的で、万物が常に動いていて関係しあっているからこそ一体化できるということが分かってきました。

今回は同期や一体化はどのような関係にあるのか、そこに観念はどうかかわってくるのか。これまでの追求を図解にまとめながら、その関係性を紐解いていきます。

 

■同期と一体化と観念追求

まずは同期現象がどういったものなのか、イメージを膨らませていきましょう!


https://www.youtube.com/watch?v=RsHv4qLAQzs

まずはコチラのメトロノームの共振現象。
最初は互い違いに触れていた針が徐々にそろっていきます。

https://www.youtube.com/watch?v=rjHDr2ocM_Y

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2022年10月16日

「イノベーション」ってなんだろう?(上)

ビジネスの現語学 ~ビジネスの言葉を「今」に引き付けて解釈

 

ちまたに溢れる経済・ビジネス用語や言葉。そのほとんどが”横文字”ですが、なんとなく分かったふうで使用している人が多いのではないでしょうか。そんな「なんとなく知っている用語や言葉」を深掘りします。この記事が皆さんの仕事や活動に役立つようなら幸いです。

 

〇110年前の言葉

「イノベーションが企業の命運を握っている」。こんな一文をビジネス誌や新聞の経済記事で読んだことはありませんか。この「イノベーション」という言葉、何となく分かっているようで、具体的に何を指すのかはっきりしないと感じているのは筆者だけではないでしょう。

イノベーションの日本語訳は「技術革新」と思われている人が多いですが、この訳は正しいとはいえません。経営学では、イノベーションという言葉には「新結合」という訳語が当てられています。実際、1956年、わが国の経済白書で「新結合」という言葉がイノベーションの訳語として使われています。

「しかし、イノベーションが『新結合』というのは何だかイメージと合わないなあ」と感じる人もいるかと思います。そういう時は、原義に返ってみることです。

そもそもイノベーションという言葉が初めて世の中に現れたのは約110年前にさかのぼります。ヨセフ・シュンペーターという経済学者が自著の中で、資本主義を分析するさいに用いた新語です。

シュンペーターは時代に大きな価値をもたらす経済的な出来事は、5つの生産要素の組み合わせで出現すると考えました。その5つは、「製品」「生産方法」「販路」「供給源」「組織」です。これが組み合わさって、これまでにない新しい劇的な価値を生み出すことを「イノベーション」と造語したのです。イノベーションの原義は要素の組み合わせですから、日本語の「新結合」という訳語は、実は的を射た表現なのです。

 

〇ウォークマンとiPhone

それではなぜ、新結合が「技術革新」とは解釈されるようになったのでしょうか。それは、戦後、日本企業が技術力を柱にした商品で成長していったことと関係があります。例えばソニーのトランジスターラジオや服部精工のクオーツ時計が、その代表的な技術革新商品として挙げられます。そのような技術で画期的な製品を造り、市場を制圧していった成功があったものですから、「競争に勝つためには画期的な技術が必要であり、技術革新こそが勝ち筋である」という思考がビジネス人に浸透していったのです。

もちろん、技術革新は、企業の源泉力に違いはありません。しかし、どんなに画期的な技術であっても社会に広く受け入れられなければ、それは消えていきます。つまり、技術的に素晴らしい製品が必ずしも、シュンペーターがいうような「新しい価値」とはならないのです。

技術革新ではない、イノベーションの例を挙げてみましょう。

例えばアップル社のiPhoneです。この商品はスマートフォンという新しい価値を世界に知らしめました(スマホ自体はiPhoneよりも先に他社が発売していました)。肝心な点は、iPhone自体に使用されている技術は実はそれほど新しくもなく、画期的なものではなかったということです。初代iPhoneはこれまであった技術による部品を組み合わせたものでした。

しかし、iPhoneは、社会を一変させました(しかも全世界的に)。それまでデスクの前に座ってパソコンを立ち上げなければネットにつながらない状況を変えました。パソコンにはもちろん、ノート型パソコンのように持ち運べるものもありましたが、手のひらで事足りるスマホの利便性にはかないません。さらにスマホがなければSNSもここまで普及しなかったはずです。人が情報にアクセスする機会は増えました。

(それで、人類が利口になったとか進化したとまでは言えません。どうでもいいような情報に触れる機会が増え、本質的なコミュニケーションが少なくなったともいえます。また、それを理解している人と、そうではなく漫然とスマホを使用している人との間では世界認識力の格差が広がったともいえます。これらの点はイノベーションとはまた別の視点で論じられますが、今回は触れません)。

iPhone=スマホの誕生以後に生まれた人たちは、それがなかった以前の働き方や生活をもう想像できないでしょう。まさに「新結合」が新しい価値を生んだ好例といえます。

(上の写真は1950年代のコンピューター。重さは2トン以上。性能は現在の格安スマホの方が上)

 

iPhoneに似た例を日本の商品で探すと、1979年にソニーが発売した「ウォークマン」がそれに当たります。ウォークマンは世界中の音楽を聴く環境を大きく変えました。音楽を聴く人をステレオやカセットデッキがある室内から外へと連れ出したのです。その意味では、ソニーならずとも日本の企業からiPhoneが生まれてもおかしくはなかったはずです。ですが、生まれませんでした。

さて、ある大手家電メーカーはiPhoneの詳細を見てこう言ったそうです。

「どこにも新しい技術はない。うちでも造ることができる」

うちでも造ることができる――。けども、同社は最初にiPhoneを世に送り出すことはできませんでした。同社だけではなりません。日本の企業はどこもiPhoneを生み出すことができなかったのです。

このエンジニアの言葉から分かるのは、本来の目的であるいい世商品で社会を良くするという”目的”が抜け落ち、その前段階の「課題」でしかないはずの技術革新に囚われ過ぎるてしまっている点です。概ね、戦後、改良や発明の技術で勝利した日本企業で現在低迷している企業は、このエンジニアの視点と同じではないのでしょうか。

それは確かに初期には勝利をもたらしてくれたけど、発展途上国が汎用化された技術で追い上げてくる現代では、「技術が新しい」だけでは人々の支持を得ないのです。いわば日本企業は技術力で優劣を計るタコツボに陥ったといえます。だからこそ、今、イノベーションの意味をしっかりつかみ直す必要があります。

 

結論。イノベーションを「技術革新」とみなすのは戦後のある時期までは正しかった。しかし、現代は、最初に訳された「新結合」と考えた方がいい――といえます。そして、新結合=イノベーションはテクノロジーが必ずしも必要とされるものでもないのですから、専門家ではない私たちでも起こそうとすれば、起こせるのです。

では、新結合のイノベーションを実現させるためには、どのような思考や行動が必要でしょうか。次回はそこに焦点を当てて述べていきたいと思います。

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2022年10月13日

企業主体の「共創空間」続々。共創によって新たな価値創造へ。

いまや共創の時代。
先端の企業群ほど次代を先読み、自前ではどうにもならないという危機察知から、自社の人材・蓄積技術・設備投資だけで考え抜くことを止め、企業の枠を超えた社内外の『共創』に舵を切っている。

この5年でも、企業主体の共創空間が様々に生まれている。
そんな企業の事例を紹介します。

画像はこちらよりお借りしました

AGC 協創空間AO(アオ/AGC OPEN SQUARE)
社内外の多様な思考や技術がシームレスにつながり、対話し、共に考え、共につくる。目指すのは、そんな自由で“ひらかれた空間”です。常に変化し続ける時代のなかで、AGCが培ってきた素材への知見、技術、ノウハウを“開く”ことで、未来を“拓く”イノベーションを。
AGC×乃村工藝社
AGC×JAID
AGC×ブラインドサッカー協会
AGC×アーティスト 井村一登

味の素 CIC(CLIENT INNOVATION CENTER)
一人で悩んでいても、答えが見つからないことがある。答えが解っていても、つくりだせないことがある。
私たちの強みは、アミノ酸をコアとして食品から電子材料まで幅広い味の素グループの事業を支える“先端バイオ・ファイン技術”と”おいしさ設計技術”。その可能性はきっと無限大。オープン&リンクイノベーション。
”新しい価値”を生み出す新しい関係。私たちと一緒に始めませんか。
味の素×ガーナ大学×INF(米国NPO)「ガーナ栄養改善プロジェクト」

島津製作所 みらい共創ラボ
先端分析、革新バイオ、脳五感、AI(人工知能)などの研究領域の開発を推進し、オープンイノベーションによる新しい価値の創造と社会課題の解決を目指す共創空間です。研究者同士が共鳴することで生まれる発想の種を育て、ともにみらいへの願いを形にしましょう。

近鉄グループ 地域との共創
地元と連携して観光資源の掘り起し、近鉄沿線の生産者・加工者などと連携して地域の特色を備えた独創的な地域商品ブランドの開発など、「共創型マルチディベロッパーへの変革」という経営コンセプトの実現に舵を切っている。

フクシマガリレイ MILAB(ミラボ)
異業種企業や大学、研究機関、起業家など が集まり、世の中にない技術やアイデアを生み出していきます。これまでにない”つながり”で新しい価値が生まれる場所へ。

いかがでしたか。こちらの記事も参考になりますので是非どうぞ。

共創の時代(なぜ共創なのか、本質は何か)(るいネット)

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2022年10月10日

「よく歩く」子どもたちをつくることが、この国の活気と元気につながる

高齢社会、少子の国といえば、わが国ニッポンです。2053年には人口は1億人を割ると予測されています。

人口減少については、今から増やそうと思っても、移民受け入れを実施するしか手はありません。しかし、わが国の国柄を考えると、移民受け入れが広がるかどうかは難しい面があります。

量としてのマンパワーが期待できないならば、質を求めなければなりません。一人一人が元気で活力溢れ、充足する人が大勢いる――わが国は、そんな国になればいいのではないでしょうか。

けれど、周囲を見回してみるとどうでしょう。どうも元気がない、活力や元気が足りない人が多いように思えます。特に次世代を担う子どもたちが心配です。今回は子どもたちの身体と活力や元気について考えてみましょう。

 

わが国の小中学生、高校生の身体データが調査されるようになったのは明治33年から。文部省(現・文科省)による調査です。今でいう身体測定が始まりました。面白いのが当時は身体測定調査とは呼ばずに「活力調査」と称していました。恐らく、身体の発育はその子の活力を表すと考えていたのでしょう。

以後、子どもたちの身体データは130年に渡って調査され続けてきました(もちろん現在も続いています)。今回は、戦後の子どもの身体の変化をざっと見てみましょう。

 

戦後、子どもたちの身体変化をみてみると、豊かになるにつれて、子どもたちの体は前世代よりも大きくなっています。面白いのは1973年以降に生まれた子が17歳になったくらいで、平均身長が止まっている点。73年以降生まれの子が17歳になるのは1990年代前半です。ここで成人の平均身長が上限に達しているのです。男子は170.7cm、女子は158cm付近で停滞しました(日本健康学会誌第83巻 第6号2017年11月)。さらに2005年代以降に生まれた子どもの平均身長明らかに下降傾向にあると推測されています。

 

では、戦後から1970年代前半までに何があったのでしょうか。それは経済が成長し、この国が豊かさを実現させたことです。豊かさに向かって歩を進めた戦後社会の中で、子どもたちは元気な子になっていったのです。しかし、豊かさを実現した後の経済頭打ちの時代になると、それと呼応するかのように子どもたちの身体成長も鈍ってきているのです。この関係性はもっと解明されなければいけませんが、身体の縮小と経済の低成長という負のサイクルはどうすればプラスに戻るのでしょうか。

経済というのは、結局人の営み。だとしたら、まずは人の活力と元気を上げなければならないはずです。特に子どもたちの改善は急務です。

子どもたちの活力と元気を上げるのはなにも難しいことではありません。幼いころからどんどん歩かせ、外遊びをさせる。その機会を増やしていけばいいのです。逆に幼いころから歩くことが少ないと、外遊びも減ってしまいます。

名古屋学院大学の中野貴博教授(スポーツ健康学)らが行った研究によると、歩くことが多い幼児とそうでない子とでは、よく歩く子の方が、運動能力が高いことが分かりました。(リンク

 

中には「うちは子どもを小さいころからスポーツ教室に通わせています。だから運動させているほうです」という親御さんもいるかもしれません。しかし、子どものスポーツ習い事も小さいうちはむしろ逆効果である、という研究もあります(2012年 東京学芸大学 杉原隆名誉教授の研究)。スポーツの習い事が無駄とはいいませんが、それよりも小さいころからよく歩かせ、外遊びをさせる、その機会を与えるだけでいいのです(むしろ、その機会が減っているため、子どもたちの活力や元気が落ちている)。

日本が活力と元気を取り戻すには、子どもたちを歩かせることから始まるといえます。

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