2020年06月11日
答えが出せないあなたへ
「これからの社会がどうなるか不安」
最近オンラインで学生と面談していると、多くの学生から出てくる言葉です。
しかし次に出てくる言葉にいつも少し落胆してしまいます。
「これからの社会がどうなるか、教えて欲しい」と。
こんな質問が出てくるようでは、不安になって当たり前。
「答えを教えてほしい」=「自分の頭では考えられない」だから、
先が見えず・答えが出せず不安になる。
しかしそもそも、答えなんてないのです。
ましてや社会そのものがどうなるかは、誰も答えを持っていない。
「こうなる」と発信して・動いている人は、「自ら追求し、仮説を出している」のです。
不安になるのは、自ら追求する力をつけさせない旧い学校教育の弊害。
突破口は、子どものように「何?なんで?」そして「どうなる?どうする?」
と自ら追求する思考のクセをつけること。
追求の対象とする世界を、自分の身の回りから地域へ、そして社会へと少しづつ広げていくこと。
このブログのタイトルを読んで、「答えを出すための答えが知りたい」と思って読み始めた方、
ごめんなさい。答えはありません。
だけど、ヒントはあります。少しでも多くの人が、学校教育の弊害を脱し、追求に向かえますように。
リンク より引用
>しかし、現代人は、そもそもその大前提が成立しない空間に監禁されている。その最大の原因は、成長期の7才から22才まで16年間もの間、外圧から遮断された学校という特殊空間で過ごし、本当の外圧を知らないまま大人になってしまうこと。しかも、その間に、成績の強制圧力によって潜在思念が封鎖されてしまい、脳が与えられた答のある問題を覚えたり、理解するだけの暗記脳・文字脳・公式脳に固められて終うこと。
・更に、(これも成績圧力の結果だが)、己の成績が第一となり、点数に直結しないことは「何?何で?」の追求であれ、社会や自然界の出来事であれ、何であれ「自分には関係ない」と捨象してしまうこと。「関係ない」と外識を捨象してしまえば脳は全く作動せず、思考停止状態に陥る。作動しているのは、点を取るための暗記脳だけ。それも、学校を出ると必要なくなるので、完全な思考停止状態となる。それが、現代の大人たちである。
>要は、成績第一→暗記脳によって封鎖された潜在思念を解放すること。赤ん坊の好奇心を取り戻すこと。そして、社会や自然界の出来事から目を外らさないで、「何?何で?どうする?」を追求すること。
・いくつかの課題を追求していく間に、自分の成すべきこと(=使命)が見えてくる。そして、使命と追求心が生まれると、自ずと成績第一=自分第一という価値観や「関係ない」という独断から脱脚してゆく。
- posted by 岩井G at : 21:12 | コメント (0件) | トラックバック (0)