2020年01月23日
大人こそ遊べ!2〜「必死」ではなく「夢中」になるために〜
以前、大人こそ遊べ!という記事を発信しましたが、今回は第二段。
最近は、多くの大人が「必死に」働いている。多くの学生が「必死に」勉強している。
あなたも、日々「必死」になっていませんか??
大切なのは、『夢中』になること。
必死になっている状態は、「やらなきゃ」と何かに強制される圧力下で動いている場合が多いです。
だから、脳内環境的にもドーパミンやノルアドレナリン等の追求に向かう物質が出ず、活力もでないので、
続かない。
一方で「夢中」になっている時は、自らの内発から行動していることがほとんどでしょう?
だから、脳内ではドーパミンやノルアドレナリン等の追求系物質が出て、集中力も高まっていきます。
夢中になっていると、あっという間に時間過ぎてしまいませんか?
その状態を、「フロー状態」といいます。
以下、リンクより引用
>フローによって得られる効果は…
1.充実感が得られる。
「日本人のフローを調査したところ、フローを経験することで得られる大きな要素として、“充実感”というキーワードが浮かび上がってきました。充実感とは、何かに夢中になったあとに“楽しかったな”“もう一度やりたいな”と思う気持ちのこと。それは目の前の対象にだけではなく日常的な充実感や、人生の生きがいにも実はつながるもの。つまりフローという経験は、精神的な健康を保つうえでも効果的といえます」
2.“レジリエンス”が高まる。
「レジリエンスとは、“精神的回復力”を指す言葉。人はネガティブな状況に追い込まれた時、ポジティブな経験を持つことで、回復に向かうことがありますが、このような“ポジティブな経験”として、フローが注目されています。実際、日本の中学生を対象に調査をしたところ、フローを経験している生徒のほうが、そうでない生徒よりもレジリエンスが高いことがわかりました。何かに夢中になることは、逆境に打ち勝つ心も育てます。
3.クリエイティブになる。
「フローとクリエイティビティもまた、密接に関わっています。例えば怒りや妬みなど、ネガティブな感情に心が支配されている時、人の視野はとても狭くなりますが、うれしさや楽しさなど、ポジティブな感情を持っている場合は、“あれもできる”“これもできる”と行動や発想のレパートリーは広がっていきます。したがって、日常的にフローが経験できるような状況を作れば、クリエイティブになることが可能なのです」
4.他者に対する受容力がアップ。
「行動のレパートリーが広がってクリエイティブになるということは、感情面でも想像力が豊かになること。フローというポジティブな経験をすることで、人生に余裕が生まれ、他人も含めた世界がよく見えるようになるのです。結果的に、他者に対する思いやりが強まり、社会性も高まっていきます。また、同じ目標や志向を共にする仲間たちと一緒にフローを経験することも人間関係を深め、社会的スキルを向上させるには効果的です」
=引用終わり=
『夢中』になることが、激動の時代を生き抜く力(追求力・関係力)を養います。
では、夢中になるにはどうすればいいのでしょか。
過去夢中になったのはどんな時ですか?多くの人が子ども時代の遊びを想像するでしょう。
以前も紹介しましたが、そもそも人類は「遊ぶ動物」と言われています。
人間は遊ぶから脳が発達するのです。それは大人も例外ではないでしょう。
「人は老いたから遊びをやめるではない。遊びをやめるから老いるのだ」とは、ある文学者の言葉。
まずは『夢中になる』という感覚を取り戻すところから始める必要があるのだと思います。
以下、リンク2より引用
>大人も同じように、子どものような遊びの感覚を養っていれば、働き方を変えることができる。
わたしたちはどんな内容であれ、とかく仕事を深刻で難しいものとみなしがちだ。もちろん仕事で成功している人は、真剣に考え、仕事に多くの時間と努力を注ぎ込んでいる。
しかし傑出した結果を出す人たちは、仕事における「真剣さ」と「遊び」のバランスをうまくとっている。仕事で遊ぶことができれば、柔軟な心で新しいアイデアを練ることができ、また、長時間働いても強いストレスを感じたり、消耗したりせず働き続けることができる。
クリエイティブな仕事には、真剣な時間と遊びの時間がある。往々にして最善の結果が出るのは、両者をうまく組み合わせたときなのだ。一方、遊びと仕事をきっちり分けるのは、現実的でないばかりか、害さえ及ぼす。研究により、子どもでも大人でも、仕事と遊びを混ぜ合わせると、学習にも創造性にとっても、望ましい結果につながることがわかっている。
テレビゲームデザイナーのジェイン・マクゴニガルもまた、わたしたちがしていることの多くはゲームと同じく「ただ楽しむため」のものであり、それは人生を幸せかつ柔軟に生き、仕事で結果を出すために欠かせない、と語っている。
誰もが思い当たるように、わたしたちは大人になるにつれて遊び心と好奇心を忘れ、生活は仕事とまじめな事柄に支配されがちになる。かつてジョージ・バーナード・ショウはこう言った。「人は老いたから遊びをやめるのではない。遊びをやめるから老いるのだ」。
>もちろん、大人が「子どもの心」を取り戻す方法もある。ある実験で、大学生を2つのグループに分け、1つのグループには、「その日の授業が休講になった」と想像してもらい、もう1つのグループには、「自分が7歳の子ども>で、学校が休みになった」と想像してもらった。
すると、「自分は7歳で今日は学校が休みになって喜んでいる」と想像した学生の方が、その後で受けた拡散的思考テストでクリエイティブな答えを出したのだ。つまり、遊び心は常識的な考え方からの脱却を促すのだ。
現在、誰も彼も遊び不足で、遊びが許容され歓迎される空間が渇望されている。最近の調査では、遊ぶことの多い大人はストレスを感じにくく、ストレスをうまく扱い、人生により満足し、より多方面で成功を手にしていることが示唆された。遊び心を持ち続ければ、年をとった後もクリエイティブ思考とバイタリティを維持できるのだ。
=引用終わり=
今できる大人の遊びは何か?
“大人だから”、外遊びではなく、「買い物」とか「映画」とか「お酒」とか考えがちですよね?
ですが、大切なのは『身体を動かすこと。五感を働かせること。仲間と取り組むこと。』
身体を動かすことで、脳内の血流量が増え、脳機能が活性化するとも言われています。
だからまずは、みなさん『外遊び』から始めてみませんか?
仲間と自然の中で散歩をするもよし、思い切って泥んこ遊びをするもよし。
「夢中になる」という感覚を思い出し、夢中になって働いて・学んでいきましょう!
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- posted by 岩井G at : 21:04 | コメント (0件) | トラックバック (0)