2013年08月10日
追求の土壌を創出!第三期「新概念勉強会 合同成果発表会」突撃レポート1
類グループ社会事業の集大成として、8月4日(日)
第三期「新概念勉強会 合同成果発表会」
が開催されました!
今回は、大阪~東京をTV会議で繋ぎ、同時中継で参加企業それぞれが学び、実践してきた事の成果を発表いただきました。
発表企業は7社、参加企業は11社に及び、大阪・東京合わせて総勢120名 もの方々にお集まり頂き、「新概念」を企業経営にどう活かしていくか?という視点での様々な追求と実践報告が行われました。共同体企業ネットワークの導く新たな社会の姿が、かなり具現化されてきたように感じます。皆さんの本気度、そして実現可能性への収束力の高さ、そして追求の先にある充足を誰もが感じ取れる場となりました。
今回発表頂いたのは、
1)業界を支える人材育成「エンゼルカレッジ」
2)「会社をどんどん良くしたい」女性社員の真剣女磨き「本気の合同女子会」
3)「社内活性化委員会」プロジェクト
4)新概念を使って次代よ読む「新概念勉強会Aコース」
5)新概念を歴史体系的に基礎から学ぶ「新概念勉強会Bコース」の計5つの取り組みから。東京会場、大阪会場それぞれの会場ごとに、成果発表会の内容をレポートします。
第一弾は、東京から「エンゼルカレッジ」「本気の合同女子会」「社内活性化委員会」からの発表紹介です!
1)大起エンゼルヘルプ・エンゼル福祉会
■発表テーマ「カレッジ15ヶ月の学びと成長、そしてこれから」
エンゼルカレッジとは、2012年4月から15ヶ月に渡って取り組んできた研修会。
・業界の将来を担える人材の育成
・自ら学ぶ・追及する・行動する姿勢の構築及び実践
・業界の将来のため、共に研鑽を重ねる仲間づくり
の3点を目標として、るいネットの「経営板」を活用しながら、日々の業務改善や介護理論の追求などに取り組んできました。
初回の様子:☆大起エンゼルヘルプ 第1回エンゼルカレッジ 開催☆
キックオフからの15ヶ月間、毎週のように追求と実践を繰り返し、その成果をるいネット「経営板」に投稿して行く、という取り組みを続けてきたメンバーから発表して頂きました。
代表発表者は、荒川区町屋の特別養護老人ホーム「おたけの郷」フロア責任者の毛呂さん、そしてカレッジメンバーの八幡さん、佐野さん、渡辺さん、濱守さん、平塚さん、加生さん、小澤さんの8名。
■発表内容
カレッジは、目標として掲げられていた方向性に共感し、それぞれに夢や思い、そして「やる気」を抱くメンバーたちでスタートしました。しかし、参加してみてすぐに気付かされた事があります。それは、単に「思っているだけでは何も変わらない」という現実に気付かされた事。その現実の圧力に気付かされると共に、このカレッジ自体も実際に厳しい“場”でした。
「17人→8人」
これは、カレッジがスタートした当初の人数と、最後まで残った人数です。自分達で決めたことを徹底していった結果でもあり、途中離脱していった者、残った者もそれぞれに学ぶ事が有りました。沢山の学びの中でも、特に重要な気付きは、
・期待を掴むこと
・なんで?をとことん考える
・なんの為に?をしっかり追求する
・自分発からみんな発への意識転換
など沢山あります。
そして、多数の気付きの中でも特に実践場面で意識するようになったのは、『実現イメージを明確にする』事です。この学びによって、実際に「おたけの郷」の開設準備段階において、短期間に混乱なく入居希望者400名の方々と、たった10名のスタッフだけでしっかり面談を組み、滞り無く入居頂くことができました。もちろん、他にも成果は沢山有ります。また、カレッジ15ヶ月間の取り組みで、るいネット経営板への投稿数は1855投稿、佳作数145投稿を積み重ねることが出来ました。この取り組みの中でも大切なのは、この15ヶ月の間、どんなに厳しくても追求と実践の繰り返しに継続的に取り組んでこれた事です。この成功体験から、『諦めない』事が身につきました。
また、カレッジの最終日に、僕らは新たな壁にぶつかりました。
「本当の仲間ってなんだろう?」
という壁です。時に人間は目先の感情だけで安易な判断を下してしまう事があります。本気で相手のことを想うからこそ、時に厳しい指摘をして踏み込めるのが、本当の仲間になるという事。そして実現するまでは、決して諦めない。
最後に、カレッジを終えた上での「これから」について。
現状の介護業界は、入居者の方々に「生きる場」を提供できているとは決して言えない状態にある。一日の生活が全て決められた時間に機械的に進められていくような生き方を望む人は、どこにも居ません。介護をする側が変わらなければならない事が沢山ある。そしてこれは、私達自身が将来必ず直面する問題。これを変えていく為には、介護業界の狭い枠の中だけで考えていても答えは出ない。だからこそ、もっと認識力や発信力を身に付けて行かなければならない。つまり、カレッジを卒業して漸くそのスタート地点に立った所。
歳を取っても、活き活きと日常生活を送れるような社会を必ず実現して行きますので、こんな私達に期待し、応援してください。
■会場の反応
はっきりいって、カッコ良かったです。カレッジ開始当初からは、比べ物にならないほどの勇敢な表情。そして、本当に粘り強く追求をしてきた認識がしっかりと血肉化しており、堂々たる姿にみんな引きこまれて行きました。
業界を支える人材となる為には、社会そのものを対象化する能力の獲得は不可欠ですが、今後も間違いなく成長していくであろう姿が予見されました。カレッジ生と共に最後まで並走してくださった、大起エンゼルヘルプの小林社長からも、素敵なメッセージを頂きました。
「社内研修でもカレッジでも、本人たちの引き出しに入れる材料を出来る限り増やしてあげたいと考えている。でもそこで重要なのは、引き出しに入れたものを使えるようになるかどうかは、本人たち次第だ、という事をいつも伝えている。その意味でも、カレッジの成果はすぐに出るものでは無く、これからの社会の姿がどうなるか?という部分に表れてくる事を期待しています。」
素晴らしい認識追求仲間との出会いに、感謝の想いで一杯です。これからの社会を、共に良くして行きましょう!
2)本気の女子会チーム(丸二・ベースシステム・三和建設・類グループ)
■発表テーマ「“これからの”いい女ってなに?」
カレッジの男塾から一転、ガラッと空気が変わって「本気の女子会」チームの登場!
「本気の女子会」は2012年9月スタート。2週間に一回のペースで集まり、23回も実施。女として、会社や社会にどのように役に立つか?を本気で考え、自分達で壁を発掘して乗り越えていく為の場。開始当初は、お互いを知り仲良くなる事を目的にスタートしましたが、今では各企業の抱える現実課題に対するやり取りを塗り重ね、自分達で答えを出そう!とまさに本気で踏み込みあって自ら課題解決に向かう場へと成長してきました。これからは、女性の元気な会社が活力を高めて、勝ち残っていきます。そんな次代の可能性を胸に秘めながら、日々女磨きに取り組んでいる女性たち。
三和建設 宗方様、ベースシステム 中野様、丸二 反町様、鈴木様、類グループ、宮谷、久保田、山田、以上7名からの発表です!
■発表内容
社会で活躍するキラキラ女子社員(4社)から、本気の合同の女子会から学んだ“これからのいいオンナって何?”を発表していただきました♪。゚o。(★・ω・)人(・ω・★)。o゚。♪。゚o。(★・ω・)人(・ω・★)。o゚。♪
★三和建設(宗方さん:入社4ヶ月目)⇒発信力♪
建設業界である為、女性は少ない(>o<;)社内に派遣社員1名と宗方さんの2名。 入社当初から“女性としてどう活躍していく?”を考えてきて下さいました♪ 【社内の風通しのよい会社=みんなが帰ってきたくなる会社】 にしていく為に、発信力を磨き、みんなをつないでいきたい。社内を注視して社内ネット活性化委員会を共同して、組織を変えていきたい♪
★ベースシステム(中野さん:入社10数年目)⇒巻き込み力♪
入社数十年経った今、たんたんとひとりで仕事をする日々('ェ';)
もしかして、女として、いけてない?!(´-ω-`;)ゞポリポリ
そんな時に、合同女子会に参加して、広い視野で会社を眺めてみよう!と思えるように。今までは、“仕方ない”だったのが、“もっとよくなりそう!”と、自分が発信し周りが動き出してくれた♪ことをキッカケに、コミュニケーションを深め、感謝を素直に伝え、自ら動いて一緒に楽しむようになっていきたい♪と思えるように。
★丸二(鈴木さん、反町さん)⇒おしゃべり力
会社の壁は、コミュニケーション不足・・・(=ェ=`;)シーン
⇒問題①:仕事をこなすだけ
問題②:狭い視野でしか捉えられない
そこで!!!おしゃべり力を磨いて、外圧や期待をつかめるようになっていきたい(*>ω<*) みんなの想いを汲み取り、広い視野でとらえられるように、みんなで勝つ組織にしていきたい♪
★類設計室(宮谷さん、久保田さん、山田さん)⇒照準力♪
男性社員が9割を占めており、女性は“居てくれればいい”に甘えており、「期待がわからない」、「応えられる幅も狭い」このままじゃ女としていけてな~いっ。゚(*´□`)゚。
今までは、男性は“闘争存在”、女性は“充足存在”だったけど、これからは闘争にむかう男性と共に闘争に向かって、共に勝っていける存在となりたいo(`・ω・´)o
社内ネットを羅針盤にして、設計室の外圧を掴み期待に応え、発信することで、心得違いを掴んでいきたい♪
それぞれ、今日の発表の通り女磨きを心掛けていくので、これからも私達に期待してください!
■会場の反応
柔らかな雰囲気ながら、本気度の高さ、そして「会社の期待に応えたい」真っ直ぐな姿勢に、誰もが共感を深めていました。そして、女子力の高まりに気を引き締めんとする男達の意気込みも、会場の空気から感じ取る事が出来ました。
この発表を聞いて、新たに女子会への興味を高めてくださった方も多く、今後の展開に期待の持てる発表となりました。
また、各社自慢の女子力が更に高まっている様子を前に、経営者の充足感がばっちり反応に表れていました。三和建設の森本常務を始めとする男性社員からは、感謝のメッセージが送られました。
また、後の懇親会などでは、丸二の男性社員から女子への感謝と、おしゃべり力を社内で実現する事への歓迎メッセージが。そして中野さんにはベースシステム代表取締役の平間社長からのメッセージに、涙を見せて喜んでくださいました。
3)三和建設 社内ネット活性化委員会
■発表テーマ「新しい組織に生まれ変わるために」
三和建設さんには、類グループの社内ネットを導入頂き、2012年5月から社内の一体化、情報共有の密度を高め、社員同士の距離を縮めるべく様々な勉強に取り組んで来ました。今年の5月にも中間成果発表を行い、「三和建設勝利の方程式」を実現する!という目標を発信されました。今日は、その後の状況についての中間報告第二弾となります。それでは、東京本店営業グループサブリーダーの小泉さん、そして平松さん、永野さん、戸口さんの4名から。
■発表内容
前回、社内ネット活用の先に、三和建設東京本店が一体となり、全員営業組織として勝っていく事を目標に掲げてからの3ヶ月。色々と取り組んできたものの、実は段階的に投稿数が下がりジリ貧状態へ・・・
社内ネットの目的、問題解決に向けての活用、委員会メンバー自体が他の社員に対する外圧になり得ていない(期待圧力が不十分)。この状態を解決する為に、もっと具体的な行動に落とし込み、現業とリンクした発信内容を増やしつつ、相手への同化を深めていく。
より根本的に昔から残存している問題として、
・サラリーマン体質が抜け切らない。ぶら下がり、傍観者体質
・組織の決めた方向に対して、斜に構える姿勢
・本気度が低い。誰かが動くまで待っている
といった問題がより鮮明に見えてきた。これは、委員会メンバー自身にも当て嵌まる事。
これらを根本から変えていくために、まずは委員会メンバー自身が取り組むべき方針として、現業(=現実課題)の中での意識を変える事で環境を変えていく必要がある。
闘争共認を形成し、本気で勝ちに行く空気の中で成果を出すことで充足の得られる組織にしていく。その為の具体的な目標を明確にした上で、今後取り組んでいきたい。
目指すべき姿に向けて、今の段階では成果といえるものが出せていない。むしろ、多くの反省点が見えてきた所までを今日の発表とさせて頂きます。
■会場の反応
目の前の大きな壁にぶつかっている現状を直視する。この状況に対して、参加者からのいくつかのアドバイスを受けることが出来ました。
・論理の壁にぶつかってしまっている印象を受けた。同じ論理の中でぐるぐる回ってしまっているので、思い切った視点の切り替え、異なるアプローチから考えるのも良い。
・カレッジの発表から学べる事として、学んだことを即実践し、反復していく事も重要。
・言葉では無く、行動で確認しながら考える。例えば、「本気」である事を示す為にはどんな行動が必要なのか?を追求していく。言葉だけで終わらせない意識を持つ。
・社内ネットはあくまでもツール。本気度は十分に伝わってきたが、ツールの活用自体を目的化してしまって、空回りしているように見える。そのツールを使って何を実現すべきかをしっかり固定した方が良い。活性化委員会と東京本店、東京本店と本社、それぞれが目指すべき目標を一致させて行く中で、ツールの活用方法を考える、という順番では無いか。(三和建設 森本社長より)
ストレートにぶつかっている壁を発表して頂いた事により、企業ネットワークならではの追求場面が生まれました。参加者みんなが、相手を勝たせるために頭を使う。共認原理ならではの、新しい場の空気に改めて可能性を感じさせて貰いました。
そして、活性化委員会を近くでずーっと見守り続けてこられた安藤次長からも、アメとムチの強い期待 😀 をお伝え頂きました。
■中間まとめ
第一弾のレポート、如何だったでしょうか。
『もっと期待に応えたい』
『充足と闘争』
『本気度の高さ』
『実現に向けて』
取り組みの内容は様々ですが、みんなの目指す方向性には、大きな共通点が見られます。
【新概念】を軸に、追求と実践を繰り返していく事で、認識そのものが進化していく過程が垣間見えたように思います。
レポート第二・第三段と続きますので、お楽しみに♪
- posted by kawa_it at : 14:44 | コメント (0件) | トラックバック (0)
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