2013年10月05日
コラム~社内のコミュニケーションで、今、「雑談」が注目されている!
日本企業が、新卒採用にあたって重視するものとして「コミュニケーション能力」の必要性が叫ばれて久しい。たとえば、企業の人事担当が新卒採用にあたって最も重視した能力についって、日本経団連の経年調査では「コミュニケーション能力」が9年連続でトップとなっています。2012年では、過去最高の82.6%、ちなみに「語学力」6%前後しかありません。
一方、社内のコミュニケーションについてはどのような状況になっているかというと・・・・
gooリサーチで、社内のコミュニケーションについて調査したところ、今よりもちょっとしたコミュニケーション機会を増やしたいと答えた人が4割を超えていたとの調査結果があります。
では、その社内のコミュニケーション機会を増やすためにはどうしたらいいのでしょうか?
そこで今、注目されているのが社内の「雑談」を増やしていくことです。
雑談が増えた結果、社内の雰囲気・関係性がよくなり、業績が上がったという企業もあるようです
少し前までは、仕事中の雑談、と言ったら仕事をさぼっているイメージが強いように思れていたのかもしれませんが、今はその雑談をお願いしてやってもらう必要が出てきているのかもしれません。
今回は、この職場での「雑談」の効果についての情報を集めてみました。
あるメーカーで社長をされているSさんは、3年間で会社全体の会議を約50%削減することに成功しました。それが今の好業績にも寄与したと言います。
会議を削減するために、Sさんが「増やそう」と言い続けていることがあります。
それは「雑談」です。いい職場には、互いに信頼し、何でも言い合える『関係性』が必要です。 そのような関係をつくり、維持するには日頃から『雑談』をしている必要があるんです。雑談も出来ない相手と、大事な仕事のやりとりができるはずがないですからね
雑談の意味は「目的や話題を決めずに気楽に話す、とりとめのない話、よもやま話」などですが、雑談等のコミュニケーションを通じて、仲間意識が強まる、貴重な情報を得る、様々な気付きに繋がる、等の効果も出ます。よく、喫煙室は情報の宝庫、とも言われていました。
また、コミュニケーションが深まれば、部下や仲間の心身の健康状態の気付きや、悩みごとの相談へも発展し、職場の結束が強まったり、運営がスムーズにいったりします。実際、休憩時間に同僚との会話が活発であるほど職場全体の営業成績が高まったという研究結果も発表されています。
社内の人間関係のなかで、「孤独」が原因で“こころ”の不具合を起こす人が増えています。会社としてさらに重大な問題に発展してしまうケースは決して珍しくありません。ということは、私たちは心のどこかで「個々であることの気楽さ」とは反対のことを感じているのではないでしょうか。それは、同じ空間の中にいながら、同僚なのに「隣のことがよくわからない」ことに対しての居心地の悪さや窮屈さ、そして不安です。
社内のコミュニケーションを円滑なものにするためには、縦の関係があるのと同時にメンバーとの横のつながりの円滑さも重要です。そして、この横のつながりが、想像以上に“こころ”にも仕事の生産性にもとても大きく影響しているのです。
仕事が出来る人は、普段のおしゃべりも上手。何気ない会話や雑談が、場作りや人間関係に大いに役に立つことは、誰もが感じるところです。でもその雑談がどうも苦手で、という人は、「天気(暦)の話」→「自分の話」→「相手の話」の順で進めれば、ほぼ失敗しないそうです。
営業といえばかつてはいかに自分の商品をPRし、相手を巻き込むかだった。しかし今は変わってきている。「相手に耳を傾け、応えること。」それが営業になってきている。雑談力とは自分発を相手発に転換する心得を提供しているのかもしれない。
一人でウンウン唸って考えるよりも、誰かとおしゃべりした方が、案外答え(気づき)が出る。そういう感覚、よくありますよね?ものを書く前によくおしゃべりするって方に聞くと、「会話すると案が出て、軸が決まってくる(潜在思念が動き出して、統合律を発見できる)」んだそうです。これは私たち人類が持っている脳内の回路に起因しているのだそうです。
今年の4月から、新しい部署(男性11人+わたし)にいるんですが、そこで始めた部署内ミーティング(1回/週、1時間程度)が、すごく盛り上がってきているんです♪
始めた当初は、わたしや議長の方が話す程度、業務連絡をして終わり・・・ってかんじだったのですが、最近は、
★みんな満遍なく発信。
★笑いあり、本気の期待かけあり。
と、活性化しているんです!!
その秘訣は、ズバリ、日常会話が増えたこと。
- posted by kura at : 10:27 | コメント (0件) | トラックバック (0)
コメントする