2019年04月25日
どんな職種でも共通!?必要なのは、照準力!
4月も終わり、就職活動が佳境を迎えている頃ですが、多くの学生が抱える疑問が「社会人に必要な力は何か?」
というもの。
そして、学生から出るのは「コミュニケーション能力」や「判断力」といったもの。
それも大切ですが、本質は何でしょうか
それは『照準力』この照準力はどの業界のどの職種でも必要な力といっていいものです。
試しに何人かの友人・知人らに「あなたの仕事で必要な力」を聞いて見ました。
①50代 自営業(水道関係)
Q:あなたの仕事に必要な力は?
A:一言でいうと信頼関係を築く力。そのために、他のどの会社よりも早く正確な仕事を徹底して、相手の期待以上の成果を出す。
更に、仕事柄修理の仕事も多いので、瞬時に問題を把握し瞬時に答えを出す力も必要。
従業員には、どうすれば早く正確な仕事ができるか?どうすれば問題が解決するかの幹を素早く考えさせるようにしている。
ここでの幹がぶれなければ、後は丁寧な仕事をすることで信頼関係は築かれていく。
②30代 営業職
Q:あなたの仕事に必要な力は?
A:やはり、相手の求めているものを掴む力。そして相手の想いを引き出すトーク。
そして心を裸にして人間そのもので勝負すること。
営業は足で稼ぐというが、大切にしているのは会社にいる少ない時間や移動時間で、相手の想いを構造化すること。
構造化することで、どの切り口が最も響くかを見極めることができる。
③20代 現場監督
Q:あなたの仕事に必要な力は?
A:統率力。職人さんみなが動き易くするために、先を読み、最適な役割分担をし、みんなが活力を持って働けるようにする。
自分で全部やるのではなく、あくまでも周りが無駄なく動けるにはどうするかを考えること。
そのためにも、問題が発生する前に事前にとことん追求して、解決方針を提示する。
④60代 保育士
Q:あなたの仕事に必要な力は?
A:一番は子どもたちの活力を上げる力。そのために、子ども一人一人に徹底的に同化していく。
子どもの気持ちはよく変わるが、その時その時、その人その人に合った言葉を瞬時にかけてあげることが大切。
ぐるぐる考えている時間なんてない。瞬発力が重要。
①~④のいずれのパターンも、
どうすれば幹を捉えらえるか、どうすれば切り口を示せるか、どうすれば先読みできるか、どうすれば瞬時に最適な言葉を出せるか。
という、根本には本質を捉える『照準力』が問われる力であることがわかります。
照準力は、答えが決まっている学校の課題では身につかない力であることは間違いないでしょう。
では、どうするか?
学校を飛び出して、現実の課題に挑戦する中で照準力は養われます。
学外の活動に積極的に参加するのもいいでしょう。(一番いいのは、さっさと働き出してしまうことですが。。。)
学生も社会人も、まずは照準力の獲得に向かうことが成長の基盤となります。
- posted by 岩井G at : 21:01 | コメント (0件) | トラックバック (0)