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2017年04月27日

江戸時代の子ども達

最近ひどく元気のない子に会った。
「どんな時にヤル気が湧いてくる?」と問うと、暫く答えがかえってこず、ボソッと「親から勉強しなさい」って言われたとき、と・・・。「テスト前は、やらないと・・」「これを終わらせたらゲームができる・・」悲しくなった。もちろん他の子どもがみんな同じではないが、元気のない子は多い。

ただ、これは子どもだけか?というと大人も同じ。仕事する意味も、生きる意味も、志も持てず、活力を衰弱させている大人も多く目にする。一見元気そうに見えても、意味を問われたとき「家族を守る」程度のことしか言葉が出ない大人も多いだろう。子どもの元気のなさは、大人自身も同じ問題だから、子どもに対して自分の子ども時代をあてはめるのはナンセンス。

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江戸時代の子どもは元気だったという。そこにヒントがあるはずだ。

前回の記事
子供の楽園だった江戸時代

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2017年04月27日

飲食店の常識を覆す未来食堂 ①偏食家が生み出す食の充足

今年の3月30日に「カンブリア宮殿」というTV番組に「未来食堂」が紹介されていました。様々な利用者が「食」を通じて、ゆるやかなつながりを作っていく新しい取組みだと思いましたので、紹介します。場所は東京都千代田区一ツ橋のオフィス街で、小林せかいさんという女性が一人で切り盛りしています。小林さんは、大阪府出身で神戸女学院高校から東京工業大学に進学。そして、卒業後は、日本IBM、クックパッドでエンジニアとして働いた後に、サイゼリヤや、オリジン弁当などで経験や知識を積み、未来食堂を始めました。

TVで取り上げられたポイントは
①独特のメニュー ②「まかない」というお手伝いシステム ③情報公開  でした。
今週は、そのうちの ①の独特のメニュー を紹介します。

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① 独特のメニュー

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2017年04月13日

子供の楽園だった江戸時代

江戸時代の子どもたちは、健康そのもので、生命力、生きる喜びに輝き、親切で礼儀正しく、しつけも行き届き、愛らしく幸せに育っていたようです。

江戸庶民の暮らしっぷりは想像以上におおらかで自分のイノチに素直に従ったストレスフリーの生き方だったようだ。そんな環境で育つ子供たちはどんなだったんだろうか。

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前回までの記事
外国から見た江戸時代以前の日本の姿

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2017年03月22日

日本でいちばん大切にしたい会社④ 地域の生活インフラを支える中央タクシー

長野オリンピック後に県内トップの売上に躍進した中央タクシーですが、業界全体を見てみると、パイ自体の縮小、供給過剰といった市場の影響は避けることができません。そこで考え出されたのが1999年から始まったジャンボタクシーによる「空港便」でした。
今回も「お客様主義」を貫く中央タクシーについて「日本でいちばん大切にしたい会社3」(坂本光司法政大学教授著:あさ出版発行)で検証しましょう。
「空港便」は元々、宇都宮恒久社長(当時)の師匠であるMKタクシー青木社長(当時)が京都市内から関西空港への乗り合いジャンボタクシーを運行していた実績から薦められた企画でした。

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ところが長野県松本空港では1日数便しかなく、しかも搭乗率50%弱なので、乗り合いの採算は取れません。そこで宇都宮氏は長野から成田空港までのコースを用意し、当時のJRより安い一人8500円という価格設定でスタートさせました。
しかしながら当然赤字になります。例えば、一人でも要望があれば、お客の自宅(長野市)から成田空港まで車を走らせますが、帰りは空です。1回の運行で数万円の赤字になります。お客が二人になっても搭乗便が違えば結局車を2台走らせるので赤字も二倍。そんな状態なので赤字はどんどん増えていきます。

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2017年03月01日

日本でいちばん大切にしたい会社③ お客様主義を貫き前例をぶち壊す中央タクシー

今回は、長野県にある中央タクシー株式会社お客様本位を目指している会社です。
「そんなのフツー」と思われるかもしれませんが、実際には業界の悪しき慣例やシガラミで縛られ、思うようにはいかない。中央タクシーはその呪縛をどう解き放ったのでしょうか?その実現ステップを「日本でいちばん大切にしたい会社3」(坂本光司法政大学教授著:あさ出版発行)で見ていきましょう。

創業者は、宇都宮恒久氏。宇都宮氏が中央タクシーを立ち上げたきっかけは、バス会社を経営していた父親が地元から頼まれて、1972年に地元の別のタクシー会社を買収し再建した経験から。 父親と再建に乗り出したのですが、そもそも当時のタクシー運転手は堅気の人とは見えない風貌や荒っぽい言動が目立つ上に、その会社では労働争議で人心は荒廃していました。宇都宮氏はある時、「家に着いたら払う」と話す客を「無賃乗車」呼ばわりして会社の洗車場に連れ込み、数人がかりで水をかけ引きずり回す出来事に出くわしました「 こんな会社は潰した方がいい!」とさえ思ったそうです。

写真はコチラからお借りしました

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その強烈な経験を胸に刻んで、宇都宮氏は新しくお客様本位の理想のタクシー会社を目指し、1975年に中央タクシーを立ち上げたのです。とはいえ、志だけでは上手くいきません。やはり腕一本でタクシー会社を渡り歩く、一匹狼のようなドライバーの寄せ集めでは「お客様本位」など夢のまた夢のようでした。そこからどうやって改善していったのか、見て行きます。

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2017年02月16日

日本でいちばん大切にしたい会社② 島根電工:社員家族も含めたゆるやかな共同体企業

2017年2月14日に、東証2部上場でカメラ用品販売チェーン、カメラの「キタムラ」が、店舗の戦略的再配置の一環として129店舗を閉鎖すると発表しました。2016年の失業率はピークだった2002年5.36%から好転し、3.18%となりましたが、2017年が幕開けて米国のトランプ旋風は、世界経済に大きな混乱を招きそうです。今後の失業率の動向も含めて日本経済の明るい未来は見えてきません。この中でどの会社も生き残りを賭けて可能性を模索していくことになります。
かつて90年のバブル崩壊以降、08年リーマンショックなど、大きな不況下では、経営建直しのために大規模なリストラを断行する会社は多かった。その状況下、地域で生きる路線を取った島根電工はどうだったのでしょうか?
今回も「日本でいちばん大切にしたい会社3」(坂本光司法政大学教授著:あさ出版発行)で取り上げられた島根電工を紹介します。

「 リストラはどんなことがあってもやりません。子供を殺して親が楽する家がどこにあるんだ、ということで、前の経営者にも『 リストラしろ 』と言われましたが、我々二人で『 しません 』と。
『 あんたが今言われていることは、家が苦しくなったから子供を売ったり、女房を売ったりして自分だけご飯を食べようと言うことじゃないですか 』と体を張って上司に抵抗しました。
まあ、若かったせいもありますが、その考えは今も変わりません。」

こう語るのは、島根電工陶山秀樹会長と荒木恭司社長の二人。この二人が現在の島根電工の骨格を作ってきました。

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2017年01月31日

日本でいちばん大切にしたい会社① 島根電工:「住まいのおたすけ隊」は自社も助かる

島根県の人なら知らない人はいないというのが、島根電工株式会社です。
島根電工は、電気、通信、冷暖房、給排水、上下水道など生活に必要な総合設備の工事などを中心に行う会社で、昭和31年設立し、資本金2億6千万円、グループ全体での売上規模は140億規模になります。今回は「日本でいちばん大切にしたい会社3」(坂本光司法政大学教授著:あさ出版発行)で取り上げられた島根電工を紹介します。この本で島根電工が取り上げられた理由は、「住まいのおたすけ隊」の存在です。

写真はココからお借りしました

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建設業界では、業界では単価が100万円以上のものを件名工事、それ以下のものを小口工事と呼ぶそうですが、「島根電工」は、かつては官公庁から受ける公共事業や、ゼネコンから受けるビル等の建設工事をやっている会社で、一般家庭から出てくる小口工事はほとんどありませんでした。

しかし現在の陶山秀樹会長荒木恭司社長が未だ中間管理職だった頃、将来の公共工事の減少や民間の大型工事の減少を見据え、自力で民間、特に個人の需要に応えることをその対策の一つとして、小口工事を増やすことを決めたのです。

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2017年01月05日

共同体と教育~伸びる子の親は日々「好奇心」で生きている~

小学校低学年から高学年、そして中学生へ……。周囲に私学を受験する子も増える中で、わが子の成績や先々の進路がまったく気にならない親はいないだろう。どうすれば少しでもいい点が取れ、より上位の学校に進学できるのか。そもそも子どもにやる気を起こさせるには?

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前回記事 共同体と教育~教えない授業~

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2017年01月01日

会社は社会を変えられる ②曙ブレーキ工業:社会を支える社員を育てる

★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★  謹 賀 新 年  ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★

写真はここからお借りしました。

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昨年は、熊本地震イギリスのEU離脱トランプ旋風など予想外の出来事が次々と。さらに激動化の予感ある今年も、ブログ「これからは共同体の時代」を宜しくお願いします。激動の時代だからこそ、変化に耐えうる組織力について学んでいきましょう。

さて今回は前回紹介しました曙ブレーキ工業の続きを、プレジデント社発行の『会社は社会を変えられる』(岩井克人・小宮山宏編・著)から一部抜粋して紹介していきます。

曙ブレーキ工業には1974年から続けてきた「就職進学制度」があります。元々は、先代社長が自ら官費留学で大学に通った経験から、若者が働きながら学べる機会を提供しようと始めたものです。

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2016年12月09日

会社は社会を変えられる ①曙ブレーキ工業:会社のブランドは社員

会社の存在意義とは何だろうか。多くの人は「事業活動を通して利益を追求すること」「株主の利益を最大化すること」と答えるだろう。確かに利益が存在意義の一つであることに疑いはない。しかし私はあえてここで、会社の最大の存在意義は雇用を生み出すことにある、と言いたいのだ。(中略)
私の言う「雇用」とは、労働の対価として経営者から報酬を得るという、雇用主と披雇用者の関係性のみを指すのではない。本来人間は他者と交わり、そこに生きがいを感じる社会的な動物である。ここでいう「雇用」には、そうした人間が社会的な存在となるための「場」や「コミュニティ」としての機能が含まれている。

冒頭この文で始まるのはプレジデント社発行の『会社は社会を変えられる』(岩井克人・小宮山宏編・著)。

企業の社会的責任(CSR)の必要性が叫ばれて久しい。経営の世界では「市場成長率」と「市場占有率」という二つのモノサシを使って事業選択するが、CSR活動では「企業経営や事業活動にとっての重要性」「公益にとっての重要性」という二つのモノサシがある。

この本にはその二つのモノサシを持つ企業が掲載されており、それを一部引用、要約しながら紹介していきます。企業利益と公益は深いところでつながっていることを気付かせてくれます。今回紹介するのは、曙ブレーキ工業です。曙ブレーキ工業は創業昭和4年で、自動車、バイク、鉄道等のブレーキの製造・販売を行う企業です。ブレーキは非常に重要な機能ですが、一般の目に触れにくい。そこで曙ブレーキでは、社員そのものにスポットライトを当てるのです。

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