2020年10月08日
強みを活かすにはどうする?
ビジネスでよく「自社の強みを活かせ」という言葉が使われます。しかし現実は強みだけでは勝つことは出来ません。
では「どうすれば勝てるでしょうか?」
それを歴史から学んでいきましょう。今回は古代の戦争から「戦略的思考」を学びます。
古代ギリシャで紀元前9世紀頃に成立した都市国家スパルタ。周辺都市を隷属させて生産活動させ、軍事と政治に特化した特殊な国家です。戦時には1人のスパルタ人に対して7人も隷属民を従わすため、反乱されないように「スパルタ人は常に強くあるべし」として、日夜軍事的な訓練を行う陸軍強国になっていきます。厳しい強制圧力下での教育の代名詞にもなっている“スパルタ教育”はここから生まれています。そのスパルタ軍がギリシャの危機を救います。
紀元前490年、ペルシャ軍がエーゲ海を渡りアテネに近いマラトンに上陸します。これがマラトンの戦いです。兵力は、馬を使う騎兵隊と弓矢を武器にするペルシャ軍が約2万人。迎え撃つギリシャ連合軍は、鍛え上げた肉体を武器に重装備の歩兵を主力とするスパルタ軍含む約1万人。実に2倍の差がありギリシャ連合軍に不利な状況です。
- posted by komasagg at : 15:53 | コメント (0件) | トラックバック (0)